夫が23歳の就職したばかりのこの日に亡くなった。
兄も院を出て、就職したばかり、弟はやはり院生だった。
毎年、お正月とお盆、そしてこの命日には、
姑の部屋の仏壇の前で手を合わせ、今の私達の幸せを報告している。
今朝も、昨日私が用意したお供え物の果物と、炊き立てのご飯。
夫の後ろで拝みながら、夫の兄や弟はこの日を覚えているのかな?って
毎年思っている。
さて、そんないいお嫁さんを演じ?ながら
夕飯前には、お姑さんが昼中買って冷蔵庫に入れてあったお刺身を知らずに
煮魚などの料理をし終えた頃、お姑さんが
「お刺身があったでしょう?」と。
「あら、暑いのに煮魚の料理をしまいました。
あるのがわかっていたら、しなくて済んだのに・・・」と、つい暑さのあまりに口答え!
「年寄りは嫌われるわね・・・」って言って、ドアを大きな音で閉めて自室へ・・。
ほんと、一緒に住むって、こういう小さな嫌なことがある。
でも、そこは熟練の域に達した私。
「ご飯ができましたよ!」と、
何もなかったように、声をかけに行き、テーブルを囲んだ。
助かった事に、2女が一緒だった

、来春の結婚式など、楽しい話題で きまづい夕餉にならなくて済んだ

ほかのお嫁さんなんて、命日もそ知らぬ。
良いお嫁さんって、大変なのよ
