日々の移ろい

老人世帯

実家に行った。

夫が3日前に、実家に電話してくれた時に、
父がテレビが映らない!と、聞き、「これは大変!」と、
出かけていった。

老いた二人では、テレビなど電気機器の異常は、
どうしたら良いのかわからないことだろう。
若い世帯と同居でもしていたら、簡単な事でも、
二人きりだと、困ってしまって、
新しいテレビを買おう!ということになったようだ。

でも、父は歩く事に不自由。
母に家電売り場に行ってもったら、
このデジタル化を十数日後に控えて、
売り場には丁度良いテレビが見つからなく、帰宅したとの事だ。

実は、挿入して使用 する B-CASカードが どういうわけか、抜けかかっていて、
映らなくなっていたと言うわけだった。...

数秒で原因がわかり、両親は助かった!と、喜んでいた。


2週間前に実家に行った時も、
父は形見分けだ!といって、夫に服を渡していた。
今日は、父が発売当初に買って乗っていた充電式自転車を
もって行ってほしい!と、言われ、プリウスに乗せて持ち帰った。

我が家にはこれで、自転車は3台になる。

老いていくということは、行動範囲も狭くなり、
選択肢も限られてくるという、寂しいことを知った。

私が、両親のようになったら、と、想像しながら、
ハンドルを握って、名古屋の夏の夕方の空を見上げながら
車を走らせた
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