父が亡くなって 二年経つ。 パーキンソン病を患っていた父。 初期は 摺り足歩行や手のふるえなどと軽微な症状でいたけれど、 身体の固縮が進行し 食べられなく 寝たきりから 褥瘡が酷くなり 家での手当ても難しく 最期の4ヶ月間を病院でお世話になり、 息を引き取った。 母に、 二年経つね、 と 話題にしても、 父に 苦労かけられた母にとっては、 この日も忘れていた。