日々の移ろい

卒業生が元担任を殺傷!

卒業生が中学2年の担任の当時の厳しい指導に逆恨みし、18歳の今になって、
社会に適応できない対人恐怖症になったのは
その時の厳しい指導が原因!  と、

ナイフを持って、学校に出向き殺傷する事件が起きた。

この事件を先日話題にしながら、昼食をとっていた時、

 「うちの子もね、20歳の成人式にあの時の中学の先生を、殺す」
 と 、ずっと言っていたの。
 彼女の話すその事件は、
 その学校で問題になっている生徒と
 たまたま一緒に廊下を歩いていた彼女の息子さんが、
 先生の目が合って、彼だけみんなの前で殴られた!
 
 それを、お母さんには言わなかったが、
 翌日、同級生を持つ親から「昨日お宅の息子さん気の毒だったね」
 と聞いて初めて知り、でも、息子が言わないうちは黙っておいた。
 そして、暫くして保護者会のとき、
 成績の話が終わり、何かありませんか?と聞かれ
 彼女は母として先日の事を質問しかけたら、
 先生から、あの時は目が合ったから、殴ったんだ。と説明。
 でも、謝罪は無かったそうだ。
 彼女は息子さんに、お母さんは信じているからね!といつも接したそうだ。

 その先生は学校での問題児対応は皆から一目置かれて信頼されているが、
 彼女の息子にとっては、恨みの対象となるほどの事件となった。
 まして、中学生という多感な心に大きな傷を残した。
 
 それでも彼女は、成人式に送り出す時、息子さんが事件を起こさないかと、
 一抹の不安があった。
 しかし、さばさばした表情で帰ってきた息子さんに、どうだった?と尋ねたら、
 「殴るに値する人間ではなかった。」と答えたそうだ。
 
教師の一人ひとりの生徒に接する時の一言や一つの行動は、
教師にとっては、何気ないものだったりしても、
その子にとっては、一生を左右する重石になったりする。

ただ、負の重しを貰っても、家族の信頼があれば、
子供にとっては解消されていくものと思う。

「良い声しているね!」と褒められたら、
小さい時のその言葉で、アナウンサーになったとか、
歌手を目指すきっかけになったとか、
先生の一言一言は人生の大きな指針になるものだ。
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