日々の移ろい

友の死を知り

最近 友人・知人が若くして亡くなるのを知る。

私の一生って と考える。

今 私が病に侵され、後数ヶ月の命と宣告されてたら・・・

今の私なら、既に 女として、母として、成すべきことは遂げていると思うから、
悔いは無い。

娘3人もきっと踏み外すことなく、また、人に迷惑をかけることなく、
自力ででも、また、生涯を共にする相手と共に、生きていけるように育てたと思う。


ただ、老いた両親達には先に逝く事はとても親不孝もの。

思い残す事と言い出したら、限りなくあるけれど、
それでも幸せな人生だったと、今のこの時点ではそう思い、
天に召される事を受け入れていく。

昨夜  倉嶋厚サンの小説をドラマ化した「止まない雨はない」を見た。
妻を失い 残された夫の悲しみが、とても苦しいほどに描かれていた。

やはり、夫よりも、一日でも長くは生きなくては
このドラマを見て学んだ。

しかし、そろそろこれからの人生を考える。
もう50も中ほどになると、行く末が少しずつ想像がついてくる。

とてつもない冒険をしたいと踏み出す勇気があるのなればよいのだが、
せめて、単身で国内ででもよいから留学をさせて一年でも良いから!
との、願望も叶うとは限らないものと、思っている。

定年後の夫と、姑を看取り、
実家の老親に寄り添う。

2女や3女のいつか生まれてくる孫の世話を、
おばあちゃんとして、楽しみにする・・・と言うのも、人それぞれの価値観としては
幸せな事であろう。

でも、これから娘との葛藤がきっと待っているとも思う。
実の親子というのは、私の実家との距離のように離れていて丁度いい。

仕事を続ける娘に協力してあげたいのは当然であれ、
小さな行き違いや諍い、また、親子といえども いや親子だからこそ、
気持ちよく暮らしたくても、波風が立ちそうで・・・。

こんな事を考えながらも、
してあげなくても良いのに、夫の服のアイロンのついでに、
娘2人のシャツも掛けて上げてしまった。

静かにでも、きちんと暮らしていく手腕をこれからも模索していくのかな?

人の寿命は、解らないからこそ、迷ったり 苦しくもある。
まるで、ミステリー小説のようかな?
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