キッチンの見張り番

ある日の出来事です
夕ごはんを作ろうと思ったら、
「きょうのごはんは なんですか」（珊瑚・醍醐）

あのね…おまえたちは、カリカリごはん食べたでしょ
「だって きになるんですもの」（珊瑚・醍醐）

そこに居たら 何にも出来ないって、知ってるよね？
「ぼくたちのことは きにしないでつくってください」（珊瑚・醍醐）

だって、本当に見てるだけならいいけど、
野菜は齧るし、お肉やお魚もつまみ食いしそうになるじゃないの
「ときとばあい によります」（珊瑚・醍醐）

「ぼくたち みまもっててあげますから」（珊瑚・醍醐）

と、全然退かないにゃんず
予想通り、ほうれん草は醍醐に齧られ、豚肉は珊瑚にフガフガされ、
キッチンの水は飲むは鍋は覗くは、やりたい放題です
でも、朝食の時には 珊瑚も醍醐も来ないんですよね～
朝食のおかずが寂しいってこと、ばれてるのね…

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