精神機能と能力開発:心理学―教育学―社会学

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ゼロベース思考(MBA)とICF (ユニバーサルデザイン) ~意識されないプラスの面を自覚する~

2015年05月02日 | ユニバーサルデザイン


『ゼロベース思考(MBA)とICF (ユニバーサルデザイン) ~意識されないプラスの面を自覚する~』

1)ICIDH(国際障害分類):マイナスの面に注目する
2)ICF(国際生活機能分類):プラスの面に注目する

3)発達(Development)
4)加齢(Aging)

5)次に進むことを考えている
6)意識されないプラスの面:心身が機能することを当然のように思い、改めて意識しない。

7)ゼロベース思考(MBA)とICF(ユニバーサルデザイン):意識されないプラスの面を自覚する。

常識と直感 ~日常における理解の省略~

2015年05月01日 | ユニバーサルデザイン


『常識と直感 ~日常における理解の省略~』

(1)真の理解と時間制限の妥協点
 1)物事を真に(正しく)理解するには、隅から隅まで悉く知る必要がある。悉く知るには、多くの時間がかかる。
 2)しかし、日常生活では、多くのことを次々と判断する。
 3)1つ1つの判断に、時間をかけることができない。
 4)時間をかけずに、妥当な判断を行う必要がある。
 5)その妥協点が、常識と直感。

(2)理解の省略としての常識
 1)常識とは、多くの人が共有している理解の省略。
 2)理解の省略とは、中空構造。

(3)直感と論理的思考の妥協点
 1)環境内のすべての情報を処理することはできない。
 2)そこで選択的注意により、処理すべき情報を選んでいる。
 3)しかし、偏りのない直感は本質を捉え、論理的思考を上回ることができる。
 4)偏りのない直感と論理的思考の妥協点が、日常的な直感。

(4)理解の省略と適応
 1)理解の省略を共有することにより、日常生活や仕事を、要領よく・効率よく・円滑に進めることができる。
 2)この省略された理解(常識や直感)について、改めて検証することが、批判的思考(クリティカルシンキング)。


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1)理解の省略
要領の良い人の上達が伸び悩むのは、なぜか? >>このブログ内のリンク先
理解のユニバーサルデザインとリサーチマインド ~暗黙の前提を問い、微かな気づきを捉える~ >>このブログ内のリンク先
日常の無意識とユニバーサルデザイン ~適応的無意識と健常者の盲点~ >>このブログ内のリンク先

2)直感と論理
偏りのない直感は、本質と核心を捉える(芸術的感性・修行の悟り・仮説形成)~選択的注意による制約~ >>このブログ内のリンク先

理解のユニバーサルデザインとリサーチマインド ~暗黙の前提を問い、微かな気づきを捉える~

2015年04月30日 | ユニバーサルデザイン


『理解のユニバーサルデザインとリサーチマインド ~暗黙の前提を問い、微かな気づきを捉える~』

(1)理解のバリアとステップ(Universal Design)
(2)暗黙の前提を問う(Research Mind)
(3)微妙なニーズの知覚と閾値(Universal Design)
(4)微かな気づきと問題意識(Research Mind)

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1)理解のステップとバリア
教学(教授-学習)のユニバーサルデザイン  ~ユニバーサル段階の大学と多様性について~ >>このブログ内のリンク先
2)暗黙の前提を問う
受験勉強と学術研究の違い ~高大接続と初年次教育について~ >>このブログ内のリンク先
3)微妙なニーズの知覚と閾値
微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~ >>このブログ内のリンク先
4)微かな気づきと問題意識
日常の無意識とユニバーサルデザイン ~適応的無意識と健常者の盲点~ >>このブログ内のリンク先

微妙な困り感とユニバーサルデザイン(2) ~着実な理解とゆとり~

2015年04月29日 | ユニバーサルデザイン




『微妙な困り感とユニバーサルデザイン(2) ~着実な理解とゆとり~』

理解のステップとバリア
 1)微妙なニーズ(余裕がない)
 2)微妙なニーズ(ぎりぎり)

理解のユニバーサルデザイン(UD)
 3)着実な理解
 4)理解のゆとり

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微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~

2015年04月28日 | ユニバーサルデザイン




『微妙な困り感とユニバーサルデザイン ~ニーズの知覚と閾値~』

1)ニーズなし(余裕で越えられる)

2)微妙なニーズ(余裕がない)
3)微妙なニーズ(ぎりぎり)

4)ニーズあり(越えられない)


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ユニバーサル時代の大学と理解のユニバーサルデザイン ~分かりやすさと創造性~

2015年04月27日 | ユニバーサルデザイン







『ユニバーサル時代の大学と理解のユニバーサルデザイン ~分かりやすさと創造性~』

(1)図解・概念図・マインドマップ など
 1)抽象・概念・思考の可視化
 2)目に見えず、言語で表現されるものを、具体的に理解できる。
 3)全体像が分かる/自分の思考を整理できる
 4)新しい繋がりを発見できる(アイデア)

(2)協同学習
 1)知識のインプットよりも、アウトプット
 2)短期記憶(丸暗記)よりも、ワーキングメモリ(精緻化)
 3)自分たちが話し合い、自分たちの理解に合わせた、自前のステップを作り、少しづつ理解を高めていく。

(3)教授法
 1)専門家の盲点(暗黙の前提知識)
 2)専門家には分かり切ったことで説明不要と思うことでも、学生や非専門家には、省略せずに説明する必要がある。
 3)少しでも説明を省略すると、それ以降の内容を理解できない。
 4)理解のステップが、理解のバリアになってしまう。

(4)非言語的・身体的側面
 1)「私たちは、言葉にできるより、多くのことを知ることができる」(マイケル・ポラニー「暗黙知の次元」)
 2)「言葉は濾し水、そこには最良のものが失われている」(オイゲン・ヘリゲル「禅の道」)
 3)人間のコミュニケーションや知識の生成・学習・創造では、非言語的・身体的なプロセスが、土台となっている。
 4)フェルトセンス(Felt sense):問題意識やアイデアの萌芽。身体感覚として感じられる。
 5)創造性の初期には、批判性(批判的思考)は破壊的。


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概念の理解と図解(理解のユニバーサルデザイン)~知覚と思考(直感と熟慮、具体と抽象)の橋渡し~ >>このブログ内のリンク先
協同学習とユニバーサルデザイン ~専門家の盲点と学生目線の学習~ >>このブログ内のリンク先
身体知・暗黙知と形式知 ~知識の言語と非言語、主観と客観~ >>このブログ内のリンク先

理解のユニバーサルデザインと職業的レリバンス ~具体物と抽象概念、実務と理論をつなぐ汎用的スキル~

2015年04月26日 | ユニバーサルデザイン






『理解のユニバーサルデザインと職業的レリバンス ~具体物と抽象概念、実務と理論をつなぐ汎用的スキル~』

1)理論
2)応用・実用化
3)実務・日常

3)具体物
2)概念図(理解のユニバーサルデザイン)UD (Universal Design)
1)抽象・概念


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学校と仕事はどのように繋がるのか? ~大学教育の職業的レリバンス~ >>このブログ内のリンク先
理学と実学 ~大学教育と産学キャリアのレリバンス(適合性)~ >>このブログ内のリンク先
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健常者でも理解のユニバーサルデザインを必要とする場面  ~瞬時・新奇・緊急などの認知負荷の軽減~

2015年04月25日 | ユニバーサルデザイン


『健常者でも理解のユニバーサルデザイン(分かりやすさ)を必要とする場面 ~瞬時・新奇・緊急などの認知負荷の軽減~』

(1)瞬時の判断(Instantaneous)
 1)自動車で走行中
 2)全国統一の標識・ピクトグラム
 3)知覚的判断・ルールの一貫性

(2)知らない土地・不案内(Strange)
 1)旅行や出張で、知らない土地に行く
 2)初めて学習する内容
 3)知覚的判断(直感的で思考が不要、考えなくても分かる)

(3)緊急事態(Emergency)
 1)精神的に余裕がない
 2)慌てているので、ミスが出やすい

(4)大量の情報を処理する認知負荷(Load)
 1)資料作成・プレゼン
 2)Webデザイン

要領の良い人の上達が伸び悩むのは、なぜか?

2015年04月24日 | ユニバーサルデザイン



『要領の良い人の上達が伸び悩むのは、なぜか?』

(1)要領の良い人
 1)要領や効率とは、プロセスの省略。
 2)要領が良く、飲み込みが良いので、練習の初期には上達が早いようにみえる。
 3)しかし、基礎と土台を省略しているで、伸び悩む。

(2)要領が悪く、愚直な人
 1)要領が悪く、飲み込みが遅いので、練習の初期には、上達が遅い。
 2)しかし、基礎や土台の省略がないので、練習が進むほど上達していく。

<関連記事>
自分が得意とすることにも、理解のユニバーサルデザインのメリットはあるのか? >>このブログ内のリンク先

自分が得意とすることにも、理解のユニバーサルデザインのメリットはあるのか?

2015年04月23日 | ユニバーサルデザイン


『自分が得意とすることにも、理解のユニバーサルデザインのメリットはあるのか?』

(1)理解を確実なものにする
 1)省略・飛躍した箇所を確認して、理解を確実なものにする。
 2)曖昧な理解であったが、テストで偶然正解した箇所、など。

(2)理解を整理する・アイデアが生まれる
 1)図解は思考を可視化して、1つ1つ具体的に検証できる。
 2)図解は全体像を捉えることができる
  a)要因の相互関係を整理することができる
  b)要因の思いがけない繋がりを発見できる。
  c)図解は知覚(直感)と思考(論理)を繋ぐので、新しいアイデアが生まれやすい。

(3)非専門家には、理解のバリアがある
 1)自分は得意でも(専門家)、聴き手は専門家とは限らない。
 2)非専門家には、理解のバリアがある。
 3)専門家には分かり切っていることでも、非専門家には改めて説明する必要がある。分かりやすく説明する必要がある。

(4)大量に溢れる情報を素早く処理する
 1)インターネットの情報化社会では、処理しなければならない情報量が飛躍的に増大した。
 2)限られた時間の中で、1つ1つの情報を時間をかけて処理することはできない。
 3)必要な情報を効果的に伝え、効果的に選び取る必要がある。
 4)読み手の努力(認知的な負担)を必要としない表現や伝え方。

概念の理解と図解(理解のユニバーサルデザイン)~知覚と思考(直感と熟慮、具体と抽象)の橋渡し~

2015年04月22日 | ユニバーサルデザイン


『概念の理解と図解(理解のユニバーサルデザイン)~知覚と思考(直感と熟慮、具体と抽象)の橋渡し~』

1)情報入力(Input)
 ↓
2)知覚(視覚・知覚)
 ↓
3)図解(概念図)
 ↓
4)思考(言語・計算・推論)
 ↓
5)理解(Output)
 a)知覚的理解
 b)図解
 c)言語的理解

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1)理解のユニバーサルデザインと図解
汎用的スキルとしての図解 ~思考の可視化・理解と伝達・比喩と類推~ >>このブログ内のリンク先
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2)図解のはたらき
互いの長所で短所を補う ~音声・文字・図解・イラスト~ >>このブログ内のリンク先
概念図や情報デザインのはたらき ~抽象と具体をつなぐ思考の可視化~ >>このブログ内のリンク先
図解の効用とNG ~努力不要と全体把握~ >>このブログ内のリンク先

日常の無意識とユニバーサルデザイン ~適応的無意識と健常者の盲点~

2015年04月13日 | ユニバーサルデザイン


『日常の無意識とユニバーサルデザイン ~適応的無意識と健常者の盲点~』

(1)臨床の無意識
 1)精神分析:抑圧されたコンプレックス。治療の対象。
 2)認知行動療法:自動思考(否定的な思考習慣)
 3)芸術:無意識は創造の源泉。創造の病。

(2)日常の無意識 ~適応的無意識~
 1)習慣になっていること。
 2)直感的判断、常識。
 3)当たり前のことで、改めて自覚することが少ない。

(3)適応的無意識と健常者の盲点
 1)日常の当たり前のこと=健常者の無意識(適応的無意識)
 2)ステップの段差を意識するのは、ステップの段差を越えられないとき。ステップがバリアになるとき。
 3)障害=健常者の無意識・健常者の盲点

(4)健常者の盲点とユニバーサルデザイン
 1)ユニバーサルデザインとは、健常者の盲点(適応的無意識)を改めて意識すること。
 2)健常者の盲点(適応的無意志)には、健常者も障害者も、多様なニーズが潜在している。
 3)この多様なニーズに応えることが、ユニバーサルデザイン。

<関連記事>
心身障害科学とユニバーサルデザイン ~多様なニーズに応える~ >>このブログ内のリンク先
無意識の働き ~適応・不適応・創造・暗黙~ >>このブログ内のリンク先

心身障害科学とユニバーサルデザイン ~多様なニーズに応える~

2015年04月07日 | ユニバーサルデザイン


『心身障害科学とユニバーサルデザイン ~多様なニーズに応える~』

(1)ICF(国際生活機能分類)の考え方
(2)ステップか、バリアか
(3)ユニバーサルデザイン
(4)多様なニーズに応える

<関連記事>
1)多様なニーズとユニバーサルデザイン
ステップか、バリアか? ~ユニバーサルデザインの発想~ >>このブログ内のリンク先
教学(教授-学習)のユニバーサルデザイン  ~ユニバーサル段階の大学と多様性について~ >>このブログ内のリンク先
2)ICFの考え方
障害のとらえ方 ~ICFとICIDHの違い~ >>このブログ内のリンク先
国際生活機能分類(ICF)のシンプルな理解 ~身体・生活・環境~ >>このブログ内のリンク先

協同学習とユニバーサルデザイン ~専門家の盲点と学生目線の学習~

2015年04月04日 | ユニバーサルデザイン








『協同学習とユニバーサルデザイン ~専門家の盲点と学生目線の学習~』

1)専門家の盲点:専門家にとって分かり切っていること、わざわざ説明するまでもないこと。
2)専門家の盲点が、(学生にとっての)理解のバリアになりうる。

3)ユニバーサルデザイン:理解のバリア(一様なステップ)を理解のステップ(多様なステップ)に。
  ※一様なステップ=説明を省略している知識・暗黙の前提
4)協同学習
 a)学生目線の学習
 b)互恵的(教え合い・学び合い)
 c)自分たちで自分たちに合わせた理解のステップを形成する
 d)自分たちに合わせた多様な理解のステップが、ユニバーサルデザイン

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教学(教授-学習)のユニバーサルデザイン  ~ユニバーサル段階の大学と多様性について~ >>このブログ内のリンク先
補習とユニバーサルデザインの違い ~学習内容のレベルか、理解のバリアか?~ >>このブログ内のリンク先

補習とユニバーサルデザインの違い ~学習内容のレベルか、理解のバリアか?~

2015年04月03日 | ユニバーサルデザイン






『補習とユニバーサルデザインの違い ~学習内容のレベルか、理解のバリアか?~』

(1)補習:学習内容のレベルを下げる(前学年の内容に戻る)

(2)ユニバーサルデザイン:
 1)学習内容のレベルを下げることなく
 2)理解のバリア(一様なステップ)を、理解のステップ(多様なステップ)に変える。
   すなわち、説明を省略している知識について、
   a)改めて説明する、b)多様なステップを用意する。
 3)多様なステップ(ユニバーサルデザイン)は
   a)自由に組み合わせることができる、b)すべての学生の学習理解を確かなものにする。
 
 ※補習でユニバーサルデザインを必要とすることもある。

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リメディアル教育(Developmental Education)>>このブログ内のリンク先