追加経済対策、暮らしどう変わる ドライブ気軽に 住宅ローン減税(産経新聞) - goo ニュース
高速料金1000円は我が家にとっては嬉しいですね。
通勤で毎日40km乗っているとはいえ月1500kmは乗っていて、高速道路も頻繁に使いますから、高速道路料金値下げの恩恵は大きい。
でも実際は、知らず知らずのうちに借金(つまり税金の投入)をさせられて、その借金で高速を利用しているようなものです。
高速を走ろうとも走らなくとも、です。
本来、道路四公団の民営化の目的は、「民間にできることは民間に委ねる」との原則に基づいて、必要な道路だけを建設し、財源を国に頼らずに債務を返済することにあったはず。
そして民営化によって非効率だった建設コストを引き下げて、世界一高い(と言われている)高速料金を引き下げをはかったはずなのですが、今回の値下げはそれとはまったく別次元のお話。
本筋でいけば、民営化された道路公団の営業努力によって”高額道路”を”フリーウェイ”となるはずなんですが、今の構図は税金をバンバン投入して、民営化した道路事業会社のフトコロを潤している状態となってます。
つまりはバラマキなんでしょうね。
そして、住宅ローン減税。
これは必要なことだと思いますが、半年遅かったように思います。
昨年から今年にかけて建設業界は官製不況に襲われてました。
理由はあの姉葉事件に端を発した建築確認の厳格化によって、住宅の着工数が激減したからです。
結果、倒産に追い込まれた企業も少なくありません。(特に零細企業)
満身創痍の建設業界に対して充分なセーフティネットを用意せず、今年の12月末に期限が切れる住宅ローン減税を今になって復活、しかも減税幅を増額するというのは、あまりにも国民をバカにしているんじゃなかろうかと思ってしまいます。
家を建てる側にしても、振り回されているような状態です。
さらに、今月末には改正建築士法が施行(完全実施は来年5月)され、更に建築確認基準が厳格化されるらしい。