OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

2011年05月27日 | 書道・筆文字


三渓園での「日本の夏じたく」展初日。
私は今回展示なし。強いていえば、震災チャリティの扇子と、七夕をテーマとした折形に入れる色紙に書いている。ついでに看板もだ。

折形の展示を観ている方が「いいわね、この色紙の紙」といったとか。「紙がいいといったが、書のことは何も((笑))」と辛島さん。
そんな中、チャリティの扇子「壺」を若い方が買ってくれた。
それもその扇子売り場をボランティアで手伝ってくれているテキスタイルを学んだ方で、「みんなみたけどこれが一番気に入った」とか。
色紙のことは忘れられた。
今回の扇子は、みちのくの歌枕をテーマに、句歌を書いたものや歌枕そのものを書いたもの、それに歌枕「壺の碑」を面影にして「壺」と書いた。
なんてことのない書だけど、なんか私自身気になった書で、扇子に仕立てた。

さて、今回、白雲亭の自然茶は飲み損ねたが、室町時代のお堂での「波紋」コンサートは聴いた。みんな満足だったようだ。そこに展示してあるのが荒川さんのガラスのオブジェ。かれは詩人だ。哲学者か。

今回初参加の艸田さんのガラスも吹きガラスではなくピンホール技法で、透明で、従来のアーチスト像を覆した作品群。松原さんの銀線細工も初めて観たが、繊細ながらあったかい味。
いつものメンバーも新鮮さを失わないのはすごい。またみんな人がいい。

いい味王は、染織iwasakiのご主人かな。







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