OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

くまさん

2021年09月14日 | 文化・芸術

美しくたくましい曲線である。桜の版木は堅い。

デッサンを版木におこした作品であるが、この曲線部分が先ほどの曲線の版木だ。

これは、高知の梼原(ゆすはら)に建てられた木造建築物のデッサンだ。

下の写真は、デッサンを版木に起こし、なお、手ぬぐいにしたもの。このデッサンは、銀座のティファニービルだという。

わたしもくまさんと言われる時があるが、デッサンが伝統木版画になることはない。

(あ、でも、いろいろと作品にしてもらっている。あらためて感謝である)

こちらのくまさんは、今、注目を集めつづける世界的建築家であるが、とてもいい性格をしているらしい。そういうところも、いまさらながら、見習わないといけない。

シンプルで、いい展示だった。

神楽坂は、マユミギャラリーで。明日15日まで。高橋工房主催

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