
美しくたくましい曲線である。桜の版木は堅い。
デッサンを版木におこした作品であるが、この曲線部分が先ほどの曲線の版木だ。
これは、高知の梼原(ゆすはら)に建てられた木造建築物のデッサンだ。
下の写真は、デッサンを版木に起こし、なお、手ぬぐいにしたもの。このデッサンは、銀座のティファニービルだという。
わたしもくまさんと言われる時があるが、デッサンが伝統木版画になることはない。
(あ、でも、いろいろと作品にしてもらっている。あらためて感謝である)
こちらのくまさんは、今、注目を集めつづける世界的建築家であるが、とてもいい性格をしているらしい。そういうところも、いまさらながら、見習わないといけない。
シンプルで、いい展示だった。
神楽坂は、マユミギャラリーで。明日15日まで。高橋工房主催
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