
中野のザ・ポケットで娯楽天国である。
今年はコテンゴクも観ちゃったし、娯楽天国はほぼ強制的に観にかり出される。
ほぼ観劇もひとりなので、中野の黄昏時、観たい映画「ワンダフルディ」ではないが、なにげない日常がいとおしく感じられてくる。
さて、「メタ・バースディ」は小倉の作に感心。コロナを経て、演劇人の執念みたいなものも感じて、役者としても面白かった。20周年の時だったか、25周年の時だったが、一文書かせていただいた中に「小倉の素人っぽい演技が大好き」と書いた。乱暴な書き方だったが、演劇らしく噓とわかっていながらいい演技という意味だったが、それがもっと自然になっていたのだが、この座長はやはり、作・演出だろう。今回は、まったく虚を突かれた。
35周年の今年、一文を書いた中に短歌の小島ゆかりさんがいた。幅広いファンを持つようになったと思った。
さてさて、劇中、高畑がいなくなったのは気が付かなかった。まさに、虚を突かれた感じ。高畑も鷹巣も熱演で看板に変わりはなかったが、やはり今回、エリカが利いていたのかな。吉田の動きもいい。
浴衣で稽古つけられていた遊佐をしっているからだが、しっかり化けた。何をやらしても引き付ける。毎回だが、新木の歌の見せ場がもっとほしい。梨本は使われ方が決まってきたか、はまり役なのか。奥村ももう自然。山王さん、大根っぽいノリが良かったが、娯楽天国そんなにでてていいの? 沢田はゴリラやらせたら似合うだろうな。
追;映画は「パーフェクトディ」でした。残念。2024年1月8日記
新人は、5人。役者としてうまいというより、キャスティングがうまいか。みんな役をしっかりこなす。みんな座長小倉に感謝だ。
というわけで、観劇終了後のアンケートを、ここに。たまたまここまで読んでくれた部外者の方、失礼。
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