OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

松葉杖

2014年10月21日 | 日記
ゲシュタルト崩壊、という現象は、書をやっていると、ときたま、ある、ある、である。
先週、わたしはふくら脛崩壊。これもちまたに、ある、ある、である。
筋肉断絶、肉離れである。
スポーツ選手も起こすが、私の場合、
脳のイメージと身体の機能がすでに一致していない場合に起こるアレである。

運動会のリレーで、お父さんが転ぶのに似ている。

振り返れば、20代の頃、田舎の柔道場で高校生柔道部員と乱取りをして、
内股で一本を決めた瞬間、右足ふくら脛が攣った。
その時、はじめて意識した相棒かもしれない。

当たり前で気がつかないけれど、身体は全身を使って小さいことも達そうとしている。
大事にしよう、普段はなにげない相棒を。

というわけで、家で想念の日々といいたいが、おっかなびっくりゆっくり歩いて、仕事場にいく。

お年寄りが歩いて私を越してゆく。
そのことだけでも、いろんな方のおもいを垣間見る。

いつもより道端の景色にわくわくするのは、怪我の功名。

人の世の通り方は、松葉杖より転ばぬ先の杖。


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