
写真はそれぞれの作品の一部である。作家には失礼かと思うが、気になった部分である。
多摩美と丸木美術館共催の八木幾朗さんの多摩美退官記念の展覧会は、6月11日、丸木美術館の方に伺ったのである。
最近は何を観ても聴いてもみんな関係者や付き合いのものが多いのはしかたないが、この八木さん、その人と作品は、観たかった。
私ももうずいぶん古い付き合いになったが、染織作家の紀波さんからよく八木さんのことは聴いていた。予備校からの付き合いだそうだが、お話してみて、自然で、意固地で、解放されてて、なるほど魅力的な作家であった。
さらに言えば、この展覧会は「戦争と人間」というタイトルがつけられていたか、ここの部分写真には写ってないが、直接的に戦争や紛争、基地問題などを想起させる部分があって、日本画に何ができるか、日本画家になにができるか、の気概と問いもあった。
書家や芸術家と置き換えてみるのもいい。
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