OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

今日一日きらり

2012年05月18日 | 文化・芸術

今日初日の三渓園「日本の夏じたく」展。看板のための布書きは、写真のサイズを3枚書いた。
それを昨日、出品者でどれにしようと投票して、割れたが、写真の看板のものとなった、らしい。
作者は、この前のブログに載せたものを善しとした。

この違いはよくある。
私は線を。
みんなは見やすいものを。
でも私も納得の結果ではある。
これが作者よりもディレクターの眼である。

今回はあたふたとまわった。
おや、世界を股に掛けるビジネスマンMさん発見。
「今日は平日でしょ」と。
「今日は誕生日でお休みを」会社がプレゼントだとか。
みんないい仕事してます。帯どめのコーナーがあって、出品者若い女性多く、入り込めず。年齢を感じてしまいました。

別の会場では、闘う花会、あり。
45分間で、4つの花を活けた。
上野雄次VS日向雄一郎
日向の的確な造形、上野の危うい美の前半、日向優勢。
後半、大物にとりかかる。日向、手際良く整然として上手い。
上野、大胆にしながらも細かい所を気にして大丈夫か…。
会場の締め切りのお堂のとびらを大きく開けると、明かりが差し込む。
そのあたりから上野の大胆さに精気が宿る。
日向はまた新たに上手さをみせる。

結果は客の投票により勝者、上野。
日向はうますぎたが、主催者上野をたたえるコメントは素敵だった。
今の時代、対戦中も、ビデオやカメラが執拗に追って、その時の主客の緊張した間よりも、ビデオになるための材料になってしまうのはいたしかたない? 

さて、三渓園を急いで後にし、大森へ。
出口さんに誘われて、堀越さんの個人コレクション公開展のオープニングで、駅近くの平山邸へ。

一階のリビング、茶室など35年の間に集めた多くの堀越さんの作品を飾る。
平山さんは胃や消化器を専門とする著名な外科医だったとか。
それも父が入院した病院の。もっと早くに知り合っていれば、平山先生の患者になれたのに…無念。

堀越さんが得意のカンテを歌う。
家元令嬢のお手前でお茶もいただく。
隣の方は「○千家で」とおっしゃるので
私は「中千家です」とまた余計なひと言を。
料理もおいしかった。

偶然話したご婦人は平山先生助教授時代の大学病院の婦長。
「え、まさか!」むかし同じ俳句結社にいた人でした!

「はるかなる日々」堀越千秋展
6月2日まで。11時から18時半。水曜休み。
大田区山王2-7-29
平山邸

そういえば、最近、展覧会行けてません。今日が久々。
ご案内をいただいた方々、失礼!









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