OGUMA    日々軌 小熊廣美の日々新

規格外の書家を自認している遊墨民は、書は「諸」であるという覚悟で日々生きている。

気楽に綴らせていただきます。

改札物語

2010年06月01日 | 書道・筆文字
「洋一」印、朱白二顆刻したのを駅の改札で中島さんに渡し、わずかに会話してすぐさま別れる。ちょっと用がたてこんでいた。
西部新宿線高田の馬場からすぐの各駅停車しか止まらない小さな駅の改札口はなにかドラマにもなる、気がするが、改札口で手を振ってくれて私を迎えてくれたのは、中島さん。
現実はドラマになることは少ない。

私がよく利用する東武東上線はなにかと評判が悪いが、おとといだったか、朝早く、特急に乗りこんだら、財布が座席にあって、あわてて降りた人に声をかけてみたが、見つからず。
せっかくの特急をあきらめ、駅改札口の事務所へ財布を持ちこみ、「財布が先ほどの特急の7両目に」というと、「さっきの特急ですね」といって財布を受け取った。

それだけなのであるが、あの財布、ちゃんと本人に届くか不安な対応ぶり。東松山でもホームで分厚い財布を拾う。その時も平然と受け取るだけの駅員。

「車内込み合ってご迷惑をおかけしました」というなら、財布の本人に代わって「ありがとうございます。責任を持ってあずからせていただきます」くらい、言ってほしいもんだ。
路上でも、電話ボックスでも、財布を拾ったことがある。こちらはすぐさま本人に還ったが、駅は不透明。

昔のことだが、ちなみに財布を私は二度落としたことがある。どちらも万札2枚と1枚の手づくり名刺くらいしか入ってなかった薄っぺらい布の財布と記憶している。カードなんて1枚も持ってない頃の話だが、二度とも戻ってきた。もちろん、お礼もした。5000円程度の品物を買ったっけ。

愛しき東上線よ、マナーがイマイチなのは客だけではない。

話が飛びすぎた。
「洋一」印は桐箱に押され、ワシントンへいく。
今日、書の稽古の日、アメリカと日本をいったりきたりの方が見学。
だけど、アメリカは縁がないわたし。
アメリカの駅の改札口ではどんなドラマが用意されてるのかな?



コメント
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