カメラ大好きおばあちゃん

極々近場を一人気ままにウロウロし、目に留まった光景を投稿しています。

大阪あそ歩 (昭和レトロ文化の薫陶を阿倍野に訪ねて)

2014年08月26日 | 写真
戦前の大坂庶民の生活を支えた長屋。高度経済成長の影響で一戸建て住宅やマンションが増加していますが、昭和町界隈は戦災に遭わなかった幸運もあって、現在でも多種多様な長屋が数多く見られます。懐かしい昭和レトロの面影が色濃く残る、昭和町界隈を歩いてみましょう。(あそ歩資料より)
2010年10月に歩きました。

猿山新田を開墾した奥田市郎兵衛の子孫、シャンソン歌手奥田真祐美さんの邸宅で、邸内には大阪市指定の保存樹があります。


保存樹とは緑の文化財ともいわれ、都市の美観維持と環境保全のために大阪市が保存を指定した樹木のことで、奥田邸の保存樹はこの制度が出来た昭和43年10月1日の最初に指定されたクスノキです。


育徳コミュニティーセンター内にある「リハビリギャラリーいくとく」は、障害者の方々が精魂込めて制作した美術工芸品を常時展示する施設で昭和51年(1976)に全国で初めて設立されました。


戦前の大阪庶民の生活を支えた長屋には、伝統的な住宅様式から和洋折衷あるいは大胆な洋風のものまで様々な創意工夫が見られます。阪南町界隈は大正13年(1924)に設立された阪南土地区画整理組合によって順次町並整備が行われ、その際に様々な長屋が建てられました。現在でも多種多様な長屋が数多くみられます。


寺西家阿倍野長屋(国の登録有形文化財)は昭和7年(1932)に建築され、平成15年(2003)12月1日長屋として全国初の国の登録有形文化財として登録されました。


坂田寛夫詩碑 坂田寛夫(1925~2005)は詩人、小説家、児童文学作家です。大阪市住吉区天王寺町(現、阿倍野区松崎町)生まれで、東京帝国大学文学部卒業後、朝日放送に入社しラジオ番組プロジューサーとして活躍しますが退社。「音楽入門」で小説家としてデビューし1974年「土の器」で芥川賞を受賞。童謡「サッちゃん」「おなかのへるうた」などの作詞者としても知られています。


南大阪教会鐘楼 昭和3年(1928)大阪基督教会創立50周年記念事業の1つとして企画され、設計監督を担ったのが若き建築家村野藤吾で、これが処女作です。