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失敗しない家電収納のポイント

2011年06月24日 | 快適キッチンのミカタ

 ご訪問ありがとうございます。

 

      キッチンで使用する家電は

      電子レンジ オーブン 炊飯ジャー 電気ポット等があります。

      家電の収納場所は

      システムキッチンであればキッチン本体の背面に

      収納キャビネットとして作りつけてある場合もあります。

      または 食器戸棚に家電収納部が付属してある家具

      独立型の家電収納庫としてのキャビネット

      などがあります。

 

      家電収納の失敗例

      見落としがちなのが

      家電を収納庫に納めることだけに満足してしまうことです。

      スマートに家電を納めたあと

      いざ使ってみると「あれ?」ということあるかもしれません。

 

      1 家電収納の高さ

       とくにポイントは炊飯ジャーの配置高さです。

       大抵は炊飯時の水蒸気を考えて

       スライドテーブル式になって

       上部には蒸気排出ユニットなどがついている場合が多いものです

       床面からスライドテーブル下面まで(45センチ~)に

       炊飯ジャーの高さ(20センチ~23センチ)を加えても

       身長からすると配膳時に

       かがまなくてはなりません。

 

       床面からスライドテーブルまで45センチ

         なので とても低いです 

       

 

      2 炊飯ジャーのフタ全開時のたかさ

       炊きあがり、ジャーのフタを開けたとき

       キャビネットの上部までのたかさが低く

       フタをあけるとぶつかってしまう

       そのため スライドテーブルを出した状態で

       炊飯ジャーを横向きに置いて配膳する

 

       

       こんな感じに・・・

       

      3 作業スペース

       家電収納キャビネットと

       キッチン本体とのスペースがとれない場合 

       配膳時に、スライドテーブルを出すと 

       自分も横向きになって動作がしにくい

    

       快適な家電収納のためのポイント

       立った位置での作業点は重心の位置と等しく

       身長×0.55 の位置が理想の人体寸法です。

       150センチの身長ならば

       炊飯ジャーのフタは閉まった状態で

       床面からスライドテーブル面まで

       59センチの位置に

       炊飯ジャーが配置されると

       姿勢に無理なく、スムーズに配膳できます。

       (ジャーの高さは23センチ~25センチ)

 

       また

       炊飯時の水蒸気がキャビネット上部に

       かからないように

       スライドテーブルを引き出して

       炊飯しますが

       スライドテーブルが前面に

       引き出される寸法は

       おおよそ35センチです。

       したがって

       正面に立って配膳する場合は

       キャビネット前面から

       約80センチから90センチの

       動作空間が必要です。

 

       炊飯時の蒸気がコンセントにかからない工夫も必要です。

       そのためにも

       スライドテーブル付きの場合は

       前面に引き出すことになります。

       

 

       お客様例

       ニーズの中から

       特に炊飯ジャーの設置高さに視点をおき

       炊飯ジャーの寸法や

       人体寸法から配膳時のたかさを計算

       作業スペースも考慮しながら

       設計したところ

       非常に使いやすく

       ぴったりの位置にあると

       喜ばれました。

 

       新しい炊飯スタイルの提案

       また、現在は炊飯ジャーの機種も進化し

       水蒸気がでないタイプの  「蒸気レス IH」炊飯ジャー

       などもあります。

       

       設置場所を選ばずキャビネットも汚さず

       蒸気による湿気や温度の上昇をおさえます。

       従来の炊飯器にある蒸気口がないことや

       スタイリッシュなデザインで

       カラーも選べることもあり

       オープンキッチンや対面キッチンでも

       

       ポットやコーヒーメーカーなどと

       カラーコーディネートするなどして

       インテリアとして

       見せる家電収納をとりいれると 

       

       おしゃれな

       キッチン空間になりますね。

 

       

       日常だからこそ

       決められたスペースの中で

       家電収納を考えるとき

       特に「炊飯」は毎日の作業になりますから

       

       苦にならない高さと動作空間の寸法を

       考えたレイアウトに工夫されると

       快適なキッチン空間になります。

 

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