幻の姫谷焼

幻の姫谷焼を現代に再生

飛雲

2019-09-24 07:24:42 | 日記
姫谷焼の色絵の意匠には、ことさらに飛雲が描かれている。
成形をする人と絵付けをする人は違う。
姫谷焼の謎を解く鍵は飛雲ではなかろうか。
飛雲文は日本では仏教的な装飾文様として用いられている。

絵付け

2019-09-22 14:41:20 | 日記
姫谷焼の絵はだれでも描けるものではない。
福山の絵師ではない。私の推測で言うと、西本願寺のお抱えの狩野派の絵師の作品だろう。
形を成形するのは、古九谷様式を作っていた陶工が作ったのだろう。
福山市に姫谷焼と並ぶ工芸品はない。
このことからわかるように、姫谷焼が水野藩や阿部藩の御用窯ではない。
姫谷焼は西本願寺の焼き物であります。

材料枯渇

2019-09-22 07:51:40 | 日記
姫谷焼が長く続かなかったのは、白磁の材料が元々少なかった。
姫谷焼を現代で大量に作るとしたら、有田とか中国の材料で作るしかない。
姫谷の材料を純正で作るとしたら、数えるしかできないと思う。ほんのマニア向けの陶器です。
姫谷の陶工が生きていたら、粘土は有田から取り寄せて、独自の絵付をするだろう。

現代の姫谷焼

2019-09-21 21:08:07 | 日記
姫谷焼の偽物がたくさん氾濫しているが、ほとんど有田か、中国の粘土で作っている。
姫谷焼の粘土は姫谷焼窯跡周辺の材料を使って、現代に合う意匠でなくてはならない。
現代だから、コーヒーカップもあるべきです。
現代の生活に合う形で、令和元年の作品でありたい。

偽物

2019-09-20 19:48:06 | 日記
姫谷焼には偽物がたくさんある話を聞いた。
また業者が姫谷焼の偽物を中国で作っていた話も聞いた。
偽物がたくさんあるのは、それだけ魅力があるためであろう。
姫谷焼は数が少なく、欲しい人を騙すにはいいかもなんだろう。
水野藩や阿部藩の御用窯ではありえない。
これだけ魅力があるのは、京都の雅な文化が作品に醸し出されているためだろう。