またクジラだ
「なみのむこうに」
作:ブリッタ・テッケントラップ
訳:三原 泉
BL出版
2022年06月17日初版
1,760円
結構クジラが出てくる作品って多いですね
でも、クジラが主人公ではなく
海に、帆付き舟にひとり乗った、淋し気な子どもです
どうしたんだろう?ーと、ここで気になると進めないので(笑
絵?なのかな?とっても素敵です
クラゲさんたちは、幻想的であったり
イルカさんはかわいいし
「ひとりぼっち」じゃない、「孤独」ではない
そう思わせてくれます
こちらも絵、色が、デザイン性というのかな?
シンプルな分
きれいです
おはなしは、ご存知の方も多いかと
「ちいさなハチドリのちいさないってき」
企画・原案:はしづめ ちよこ
絵:ウノサワ ケイスケ
イマジネイション ・プラス
2022年06月27日初版
1,980円
本文より抜粋させていただきます
なにか こまったことが おきた とき、
みんな じぶんが いま できる ことを
さがすように なったのです
この最後の言葉に
自分に言われているのかな・・・と思ってしまいます
ささめやさんの絵だ
児童書「じゅんくんの学校」
著:福田 隆浩
絵:ささめや ゆき
あすなろ書房
2022年06月16日初版
1,430円
幼年童話かなーと、思ったら
「へんてこな、長いなまえの学校でー」
と、あります
特別支援学校の2年生じゅんくんの目線で
友達や先生の様子や、お姉ちゃん、家族の様子は
リアル感があります
じゅんくんのペースなのか
ゆったり時間が流れているように感じます
身近なお友達にじゅんくんのような子がいればですが
なにかしら障がいがあるお友達と一緒に
遊んだり、学んだりしていればですが
知らない子にとって、こういう作品を通して
障がいを個性として捉えたり
嫌なこと、苦手なことがあっても
頑張っているんだなぁと、思うことも大切かと
作者さんは、
特別支援学校で長く現役教師を続けながらーとのこと
現場の先生方のあたたかな見守り、成長を促す様子が
垣間見れます
「保育は、長い目で、広い心で」と伝えてくださった
気まぐれの恩師荻原先生の言葉を思い出します