旅の彩り

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2023-03-26 | 日々のこと
21日、弟が亡くなりました。
自宅で倒れ、そのまま。

心房細動が原因らしいのですが、今までそういう診断を受けたことはなかったそうです。

私は30年弱の間に、夫の両親、私の両親、そして夫を看取ってきました。
でも、弟のように突然の別れは初めてです。
あまりに急なことに、心の整理がつきませんでした。

22日、私がしたことは、親戚への連絡とお寺への連絡。
親戚もお寺も、みな言葉にならない驚きと悲しみとで包まれ
辛い1日でした。

翌日、弟の家に行き、
ご住職が来て枕経をあげてくださり、少し落ち着きました。


突然亡くなるということは、その人の毎日が止まったままです。

亡くなった後、人間ドックの結果表が届いて、
血圧が高いこと、体重が増えすぎなこと、眼圧が高いことが指摘されていたそうです。

3月13日にライザップに入会した会員証が残っていました。
体重を減らそうとしていたのでしょうか?

最近は焼き芋に凝っていて、いろいろな種類をオーブンで焼いていたそうで、
その焼き芋が残っていました。

バイクに乗りたくなったと教習所に通っていたとか、
眼鏡と時計のコレクションがたくさん残されているとか

日常がそのままの家です。


通夜まで日にちがあるので
24日、湯灌の儀式後、きれいに整え納棺し、安置場に行きました。

弟が亡くなった日、家族はみな出かけていて、
倒れてから発見されるまで10時間以上たっていました。

唯一の救いは、たとえ一緒にいても何もできる時間はなく、
苦しむこともなく、亡くなっていただろうと言われたことです。

家族と暮らしていたのに、そんなに長い時間ひとりで、、、
とやり切れない気持ちもありましたが

ご住職がお話の中で、誰のせいでもない。もっと早く気が付いてくれれば良かったとか
誰かを責めるものではないとおっしゃいました。
私自身、夫が病気になった時、夫の家族から責められ身体が震えた悲しい記憶があります。

弟の子供たちは、まだ20代前半。
彼らを見守りたいと思います。

弟とお別れのために、明日、息子が帰国します。

一人暮らしの私が倒れたら、何日も発見されないかもしれません。
でも、それは孤独死ではないし、だれのせいでもないということを
息子には、しっかり伝えておきたいと思います。


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