叔父さんから26日の朝に電話が入りました。
そのすぐ上のお兄さんが 癌で入院闘病中だったが
昨日の夜から 殆ど意識がなくなり
余命1週間との宣告を受けたので一応連絡を・・・という内容でした
父が亡くなってから 11年が過ぎました。
8人兄弟の上から2番目だった父が 兄弟の中で一番最初に亡くなり
喪主は夫が務めました。
・・・もちろん 父方の兄弟は全員参列してくださって
その関係で これからは そのご兄弟に何かあった時は
私が全てお返ししていかなければならないことは覚悟しておりました。
普通の家庭環境でしたら それがごく普通に営まれて
意気込んですることではないのでしょうが
私が育った環境は かなり複雑で
ここに書くには 莫大な文字数を必要としますので
ちょっと省略します(苦笑)
そんな訳で(・・・どんなワケ?)
いきなりかかってきた電話でしたが 急いで病院へと駆けつけました。
私が病室に入ると ベッドに横たわり目を閉じている叔父は
私が覚えている若い頃の姿ではなく 父にそっくりでした。
「○○○だよ・・・わかる?」と言うと
「びっくりした」と声にはならないけれど 口が動き
目を大きく見開いて 「わかる」と また口が動きました。
叔母さんが病状を説明してくださって
告知を希望していた叔父は 診察を受けた時は
既に末期がんで 手の施しようがなかったそうです。
それでも 告知されると前向きに
多分 努めて明るく 入院生活を送っていたそうです。
クリスマスの日 一時帰宅を許されて
家で叔母さんと二人の時間を過ごし
病院に戻ってから容態が急変したので 私にも連絡がきたのでした。
延命治療を望んでいなかったそうで
モルヒネと麻薬のパッチで痛みを逃している状態でしたので
意識が混濁していくのは 同じように義父を見送っている私にも
わかりました・・・
宣告されていた余命よりも早く・・・翌日 叔父は
多くの人に見守られながら 静かに息を引き取ったそうです。
お子さんがいない叔父夫婦は
小さい頃に母を亡くしている私を 養子にしたいと言ってくれたそうで
父はそれを断り 再婚して 継母がきました。
父が亡くなった時
「継母にいじめられている○○○を見て
やっぱり養子にしておけばよかった・・と後悔していた」
という話しをされましたが 過ぎてしまったことは
もう取り返しがきかなくて それでも そう言ってくれたことは
ありがたいことだと思い ただただ涙が溢れるばかりでした・・・
お通夜 告別式・・・と
短い時間ではありましたが たくさんのいとこと会い
叔母と話をしてきました。
何十年も疎遠だった溝は 埋められるものではありませんが
大人になった私が
元気で幸せに暮らしていることを 叔父に最後に伝えることができて
よかったと思いました。
さてと!
気持ちを切り替えて 年末バージョン。。。と思いきや
もう31日です^^;
家族の為に 急いでお正月の支度をしなくてはなりません。