Kindle unlimitedの対象作品ををずらずら眺めていると、伊坂幸太郎先生の「陽気なギャングが地球を回す」を発見。そう言えば読んだことなかったなあと読むことにしました。
うん、面白いです。
キャラがたっており愉快、会話も軽妙でユーモラス、テンポがよく気持ちよくサクサク読めます。伏線の張り方と回収が巧妙で、ミステリーとしても超一流の出来映え。絶妙などんでん返しの連続に、こりゃ上手い!と膝を打ちました。
演説好きの喫茶店主、人間の嘘が分かってしまう公務員、動物達と暮らすのを夢見る天才スリ、正確無比の体内時計を持つシングルマザーの4人が組むギャング団が、犯罪グループや家庭や中学生達と戦いながら、飄々と銀行を襲い続けるなにやら牧歌的な物語です。