ひのっき

あったかくてぐっすりでごはんがおいしくてよかったねうれしいねなんて小さなしあわせ探し雑記

「服を着るならこんなふうに」はおしゃれ魂に火をつける良作

2017年05月18日 | 絵日記
服を着るならこんなふうに(1) (カドカワデジタルコミックス)
縞野やえ
KADOKAWA / 角川書店

縞野やえ先生の「服を着るならこんなふうに」を読みました。
面白かったです。勉強になりました。
本作品は男性のためのファッション指南漫画です。
主人公は服装に無頓着な若手会社員。
仕事スーツはきちんと着ますが、プライベートの私服には無頓着で高校時代のパーカーをそのまま着続けたりしています。
ある日同級生との飲み会に出席し、皆が年相応のおしゃれをしていることに気が付き焦る主人公。
自分も少しは身なりに気を使わないととブランドショップへ赴きますが、雰囲気と値段に気圧され店員さんと目が合うだけでいたたまれなくなり逃げ出してしまいます。
家に戻りふて寝する主人公。その哀れな様子を見て大学生の妹が立ち上がります。
「ファッションは値段じゃないよ!私がファッションの考え方を教えてあげる!」
自信満々の妹に連れてこられたショップはなんとユニクロ。主人公は果たしておしゃれになれるのか!・・・というお話。
ファッションについてなぜその選択がよいのか、考え方を分かりやすく説明してくれるので非常に勉強になります。
ファッションってセンスではなく理論なんだなあと目鱗。主人公もノウハウを論理的に理解しみるみるおしゃれになっていきます。
また高価なトップブランドが開発したデザインも、優秀なものほど早く広まり似たデザインがお手頃価格のファストファッションで買えるようになるとの川下原理にも、伊勢丹の2万円のシャツもユニクロの2千円のシャツも同じように見えるのはおいらの目の錯覚ではなかったんやと納得。
本作品を読んでおしゃれ魂に火が付いたおいらはユニクロへ行き、第一話で絶賛されていたスキニージーンズを試着したところ太腿が太すぎて入りません(笑)。そういえば主人公は少女漫画クラスのナイススタイルだったなあと遠い目。
ファッションに必要なのはお金じゃなくて理論と細い脚なんだなあなんて挫折タイムでした!