美味しいですねえ。
和風おろしハンバーグ。
ハンバーグと大根おろしとポン酢、誰がこの組み合わせを考えたか記録は残っていませんが、天才的な発想だと思います。
ハンバーグは13世紀ごろ、モンゴルの兵隊が馬の鞍の下に固い生肉を入れて柔らかくて食べたのが発祥とされています。
この料理はヨーロッパに伝わってタルタルステーキと呼ばれ、労働者の間で好んで食べられていました。
18世紀になって、ドイツから渡米した移民たちがこの料理をアメリカに伝えます。ドイツからの移民船はハンブルグから出ていたことから、ハンブルグ風ステーキと呼ばれるようになります。
そして1876年、フィラデルフィア万国博覧会で画期的な発明品が展示されました。
肉挽き機。
どんな固いくず肉をも柔らかい挽肉に変えてしまうこの魔法の機械の登場により、ハンバーグが安価に大量に作られるようになります。
そしてハンバーガーが生まれ、アメリカ食文化の象徴となりました。
日本では明治時代から洋食屋で供されましたが、一般家庭に広まったのは1950年ごろからと言われてます。
最初は高級な洋食だったハンバーグも、鶏肉や豚肉の安価なレトルトの販売などにより一気に庶民の味となりました。
そう言えば子供の頃イシイのチキンハンバーグが大好きで、お弁当に入っていると飛び上がって喜んだものです。お手軽な子供だなあ。
「より無駄なく」「より美味しく」、ハンバーグって人類の食に対する悲願の結晶みたいな料理ですねなんておろしポン酢タイムでした!
最後の一行が
とても気に入りました。
こんにちは!
気に入っていただけたとのことで光栄です。
料理の起源を調べると、食とは人類の闘いの歴史なんだなあと感じます。