富士山検定
模擬問題(観光・産業編)
第3問 次のうち、普通車で往復2,000円の通行料がかかるのは?
①富士スバルライン ②富士山スカイライン ③ふじあざみライン
④南富士エバーグリーンライン
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正解 ①の富士スバルライン
道路(夏季にはマイカー乗り入れ規制がある。)
富士山周辺へのアクセス道路は、富士山有料道路(富士スバルライン)、
富士山スカイライン、静岡県道150号足柄停車場富士公園線(ふじ
あざみライン)などがある。
富士スバルラインは山梨県富士河口湖町の国道139号線の交差点から
河口湖口5合目(標高2305メートル)にいたる、およそ30キロメ
-トルの有料道路で、1964(昭39)年に開通。
道路整備特別措置法に基づき往復2300円(普通車)の料金を徴収し
ていたが、2005年6月6日で償還が終了した。通常、償還後の有料
道路は無料開放されるが、無料化にともない、自然環境破壊に繋がる通
行車両の急増が懸念されたため、2005年6月7日からは、「維持管
理有料道路制度」により料金の徴収を行なっている。普通車は往復料金
2000円。渋滞緩和と、環境保全を目的に、1994(平成6)年か
ら毎年、夏季の一定期間、マイカー乗り入れ規制を行なっている。
マイカー利用者は臨時駐車場でシャトルバスかタクシーに乗り換える
必要がある。
一方、富士山スカイラインは、御殿場市、裾野市、富士市、富士宮市と
続く県道23号、125号、180号の総称。現在は無料で通行できる。
スバルラインと違い、冬の間は除雪作業を行なわないため一定期間閉鎖
する。富士山スカイラインも毎年夏期、表富士宮口登山道区間の延長13
キロに限りマイカー規制が行なわれる。それにともない、2合目の水ヶ
塚駐車場などからシャトルバスやシャトルタクシーが運行される。
また、ふじあざみラインは、静岡県県道150号線足柄富士公園線のう
ち、国道138号線との交差点から須走口登山道新5合目までの区間の
別称。日本最大の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」の富
士山ステージの舞台であり、最大勾配は22パーセントの急坂である。
夕暮れ時の富士
〔富士山検定公式テキスト〕富士山検定協会著から