のち
富士山検定
なるほど知識
富士山の植物について Ⅱ
◎ふもとから見た森林限界
高木があるか、ないかの境界線となる標高2500メートル
付近の森林限界地帯は、麓から容易に確認することができる。
それは、雪をかぶるか、かぶらないかである。
俗に“白い帽子(積雪のこと)をかぶった状態”といわれる
姿に富士山が見えるのは、森林限界があることによる。
この雪は、高度の高い地帯にのみ雪が降っていることを示す
わけではない。雪は、麓から山頂まで各所に降っているのだ
が、森林限界以下には高木が生い茂り、樹木以上に雪が積も
ることがないため、富士山全景が見える場所からは、積雪を
確認することができないだけである。
{富士山検定公式テキスト}富士山検定協会著2006年発行から