富士山検定
なるほど知識(気象編)
赤富士・紅富士・影富士(美しくめずらしい富士の姿) 冬の富士
一般に赤富士は「雪のない季節の富士山を朝夕の光が赤く染めている状態」
紅富士は「山頂付近に雪が積もる富士山を朝夕の光が赤く染めている状態」
をいうが、これは説のひとつであり、確固たるものではない。
これらが見られるかどうかは気象条件によって左右され、赤の色合いは反射
する高層の雲の有無、中空がクリアかどうかの影響を受ける。
条件がそろわないと見ることができない、美しくもめずらしい富士山の姿で
ある。
この言葉は、もともと山麓住民の日常会話程度でしか使われていなかった。
それが定着するようになった経緯には、絵画などの題材としての使用がある。
葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」の中の「凱風快晴(ガイフウカイセイ)」
で、雪の残る富士山が赤色に染まった姿が描かれたことから「赤富士」が
定着。「紅富士」の言葉がはじめて使われたことを確認できるのは、岡田
紅陽の作品集である。
また、「影富士」とは、富士山の影が雲海に映って見える現象をいい、晴天
の日の出時と日没時に見えることがある。
〔富士山検定公式テキスト〕富士山検定協会著2006年発行から