富士と女優

美しいものを見て感性を潤いたいな。

今日の富士山

2023-05-17 21:31:09 | Weblog

山中湖

富士山検定
    なるほど知識

    富士山で生息が確認されている生物について Ⅰ

    ◎哺乳類
     現在、生息が確認されている哺乳類の数はおおよそ40種類。
     その殆どが夜行性のため、昼間はあまり見ることができない。
     また、富士山がほかの山地との往来が難しい独立した山であり、
     比較的成立が新しいためか、小型な哺乳類ちゅうしんで、大型
     なものが少ないのも特徴。
     中でも多いのが、ネズミ・モグラ類。
     海抜が低く草原の多い地帯では、地表では乾燥を好む草食性の
     カヤネズミやハタネズミ、地中にはコウベモグラとアズマモグ
     ラが生息する。コウベモグラは主に西日本、アズマモグラは
     主に東日本に分布し、より身体の大きいコウベモグラが東進す
     るように勢力を広げているが、その勢力の境界が富士山一帯と
     考えられている。
     また、青木ヶ原樹海など溶岩流上に広がる針葉樹林内では、
     日本に生息するモグラ類の中で最小であるヒメヒミズが、
     ネズミ類ではホンドヒメネズミやカゲネズミが多い。
     さらに海抜の高い標高2400メートル以上の砂礫地帯では、
     乾燥地帯でも生息可能なホンドアカネズミ、乾燥を好むハタ
     ネズミが頂上付近にいたる各所で見ることができる。
     このように、ネズミ・モグラ類は、富士山麓から山頂付近まで
     に広く分布する哺乳類である。
     大型種の代表例としては、ツキノワグマ、タヌキ、アカギツネ、
     ニホンジカなどがある。
     さらに、標高1300メートル以上の混交林では、絶滅の危機に瀕
     し、1955(昭和30)年に国の特別天然記念物に指定され
     たニホンカモシカの生息も確認されている。

   {富士山検定公式テキスト}富士山検定協会著2006年発行から


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