【日本の明日(34)】
世界を私物化する思想が『資本主義』を生み出した。」
世界を私物化する手段には、二つの方法が編み出されている。
一つは武力をつかって世界を征服し、私物化する方法があり、
そしてもう一つの方法が資本主義による世界の私物化である。
武力による世界征服は戦乱の結果、世界は荒れるであろう。
戦乱の結果、人心も荒んでいくのが過去の通例であった。
戦乱は戦勝国にも少なからぬダメージを与えることが予測される。
危険な部署は民衆を使えば済むが、それだけで収まり切れない。
テロ・細菌・毒ガス・化学兵器…大国のトップにも危険がつきまとう。
これでは戦争で儲けをたくらむ者には計算が合わないに違いない。
それでは、資本主義による世界征服は危険はないのだろうか。
資本主義思想の世界の私物化手法は商い・取引きによっている。
お互いに、欲しい物を買い付け、余ってる物を売り付けるのである。
自分の欲しい物と相手が欲しがる物を交換(バーター)したりもする。
取引材料は天然資源・燃料・加工品・水・空気・知識・武器・人材、
あなたが思いつく限りの全てが取引材料になると言えるのです。
取引きから利潤が生れる…この利潤が世界の私物化につながる。
一般の商人・政商・武器商人…謀略・知略を使っての戦いである。
お分りだろうか? 経団連は仲よしこよしではなく、喰い合いです。
お分かりか? 東電はボランティアでなく、世界征服の一環です。
その儲かった金で飢えていた7200万人の日本人は生き延びた。
私たちの仲間・先輩は命がけで稼いだ金を遊びに散在してきた。
金を遊びに使わせるのも、商いであり・金稼ぎであり・取引きです。
つまり、これも資本主義の世界征服の犠牲者を生む方程式です。
貯金せず・遊び呆け、あなたの先輩のお金は他人の物になった。
遊び呆け、無一文になり、飢え死にして恨むのは筋違いにも見える。
資本主義は愚か者の財産を、商い上手の懐へ移す戦いなのです。
甘い話、嬉しがらせる話…引換えに財産が移動して貧富が生れる。
経団連傘下の企業のポケットにはお金がうなるほど入っています。
その代償として喜ばせて貰ったのですから、それは取引なのです。
楽しんだのですから、飢え死にしても文句を言えない理屈です。
ただ、それでは駄目でしょうって言うのが福祉政策の精神です。
だけど多くの人は福祉政策を馬鹿にしてきませんでしたか?
『おれは金を儲けるから福祉なんかいらんわい』・・・とかね。
資本主義は戦いです。持ち物・持ち金・財産の奪い合いです。
敗者の命を奪ってまで金を儲けては、寝覚めが悪いでしょう?
最低限のルールは作っておきませんか? という福祉政策です。
資本主義のワナなんか全く知らずに生きてきた人が多いと思う。
資本主義は素晴しいと政治家に言われたけど、取引には裏がある。
文部省は金もうけの旨味を教えてくれたけど、危険な遊びなのです。
最近は共産国家・ロシアも中国も資本主義を取入れていますなあ。
資本主義と共産主義は、だからね、 ちっとも矛盾しないのですよ。
資本主義の戦略で、甘ちゃんの日本人は内外の標的になっている。
オメデタイ人は甘い話に乗せられて、ほいほい付いていく。
忠言耳に逆らうですからね、、仕方ないとは思いますなあ。
ぁ! 今日もツイッターで「儲かりますよ」の声が聞こえる。 爆笑。