daiozen (大王膳)

強くあらねばなりませぬ… 護るためにはどうしても!

原発は是か非か(4)

2011年08月17日 | 社会問題を考える

2011年8月6日、広島で原爆忌が行われ、管直人首相が挨拶した。
その挨拶は原爆に限らず人類益を視野に入れたものだったらしい。
それで読売新聞は首相の挨拶にさっそく噛みついたという訳です。

【読売新聞・社説】によると、首相の演説は日本の国益を損ねるらしい。
国益を損ねるゆえに管直人首相の退陣を急かせと叫ぶ読売新聞。
国益重視は分るが、国益とは「いったいなんやねん」と私は考える。

鎮魂のセレモニーの目的は人類益の確保といっても誤りではない。
人類益と国益と、どちらの利益が大事か、私たち市民は考えたい。
読売新聞は真っ向上段に振りかぶった刀で「人類益」に斬りつけた。

国益を語りながら、人類益を語らなければ、それは覇権思想であり、
民主主義の思想で考えたい市民の眼に、読売新聞は狂気に映る。
21世紀の地上にメディアの大手新聞社が覇権思想を持っている。

あまりの時代錯誤なヒトラーの亡霊を見た気がして、
恐ろしがるべきか、失笑すべきか、私は戸惑いを隠せないでいる。
人類益は今や世界の「コモンセンス」と言えると思うが、如何?

ここは、読売新聞・社説に、良識を載せてほしいと期待してみる。



(つづきます)


【読売新聞・社説】


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