韓国に入国した海外感染者から新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)のウイルス変異3件が確認された。
チョン・ウンギョン疾病管理本部中央防疫対策本部長は10日、定例記者会見で「海外入国者から検出されたウイルスに感染に関与するスパイク蛋白質の新しい変異3件が確認された」として「世界保健機関(WHO)に報告し、追加分析中」と話した。
スパイク蛋白質は新型コロナウイルスの粒子表面を覆っている突起で、ウイルスが人体に入る核心的な役割を果たす。スパイク蛋白質が人体細胞表面の受容体と結合して細胞の中に入ることができる。
中央防疫対策本部によると、変異が確認された事例はパキスタン流入事例2件、ウズベキスタン流入事例1件だ。パキスタン変異事例はスパイク蛋白質の586番目のアミノ酸が「アスパラギン酸」から「グルタミン」に、他の事例は787番目のアミノ酸が「グルタミン」から「ヒスチジン」に変わった。
ウズベキスタン変異事例はスパイク蛋白質の614番目のアミノ酸が「アスパラギン酸」から「アラニン」に変異した。
チョン本部長は「5日を基準としてWHOが運営する新型肺炎ウイルス遺伝子情報が7万8810件だが、今回の変異3件はその間世界的に報告されたことのない事例」と話した。
彼は「今までは初めて発見した変異なので感染力や症状などにどのような影響を及ぼすか動物実験をする必要がある」とした。
これを受け、高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「スパイク蛋白質を大きく頭と胴に分ければ、人体細胞と結合する頭の方でアミノ酸変異が生じる時、ウイルス特質が大きく変わる」として「その間コロナウイルスの変異は蛋白質の頭で発生せず大きく危険にならなかった」と説明した。
中央防疫対策本部は海外流入感染者のウイルス変異を確認したが、国内感染はないと説明した。
チョン本部長は「変異が確認されたパキスタン・ウズベキスタン感染者3人は国内入国後、自宅隔離されて接触者がいない」として「現在まで国内感染はない」と話した。
一方、中央防疫対策本部は今年1月から最近まで新型肺炎感染者の検体776件(国内597件、海外流入179件)から検出したウイルス遺伝子の塩基配列を分析した結果、現在までGHグループのウイルスが多数検出されたと明らかにした。GHグループは他の遺伝子型に比べて感染力が強いと伝えられている。
WHOは遺伝子の塩基配列の差によるアミノ酸の変化を基準として新型肺炎ウイルスをS、V、L、G、GH、GR、その他グループに分類する。完全に違うウイルスでなく「兄弟」といえる。新型肺炎発生初期には中国を含むアジア地域でS、Vグループが主に流行した。4月以降はGグループが主導している。具体的にアフリカ・インド・ロシアはGRグループが、北米・欧州・中東はGHグループが優勢だ。
韓国の検体597件を分析しが結果、GHグループが73.2%(437件)、Vグループ(120件)、Sグループ(32件)、GRグループ(8件)などの順だった。チョン本部長は「4月初め以前にはS、Vグループが多数だったが、5月ソウル梨泰院(イテウォン)クラブ発生事例から現在までGHグループに属するウイルスが多数検出されている」と話した。
海外流入検体179件ではGRグループが55.9%(100件)で最も多かった。続いてGHグループ40件、Gグループ18件などだった。最近、集団感染が発生した釜山(プサン)ロシア船舶および修理会社、忠北清州(チュンブク・チョンジュ)のウズベキスタン人の事例もGRグループということが分かった。
チョン・ウンギョン疾病管理本部中央防疫対策本部長は10日、定例記者会見で「海外入国者から検出されたウイルスに感染に関与するスパイク蛋白質の新しい変異3件が確認された」として「世界保健機関(WHO)に報告し、追加分析中」と話した。
スパイク蛋白質は新型コロナウイルスの粒子表面を覆っている突起で、ウイルスが人体に入る核心的な役割を果たす。スパイク蛋白質が人体細胞表面の受容体と結合して細胞の中に入ることができる。
中央防疫対策本部によると、変異が確認された事例はパキスタン流入事例2件、ウズベキスタン流入事例1件だ。パキスタン変異事例はスパイク蛋白質の586番目のアミノ酸が「アスパラギン酸」から「グルタミン」に、他の事例は787番目のアミノ酸が「グルタミン」から「ヒスチジン」に変わった。
ウズベキスタン変異事例はスパイク蛋白質の614番目のアミノ酸が「アスパラギン酸」から「アラニン」に変異した。
チョン本部長は「5日を基準としてWHOが運営する新型肺炎ウイルス遺伝子情報が7万8810件だが、今回の変異3件はその間世界的に報告されたことのない事例」と話した。
彼は「今までは初めて発見した変異なので感染力や症状などにどのような影響を及ぼすか動物実験をする必要がある」とした。
これを受け、高麗(コリョ)大学九老(クロ)病院感染内科のキム・ウジュ教授は「スパイク蛋白質を大きく頭と胴に分ければ、人体細胞と結合する頭の方でアミノ酸変異が生じる時、ウイルス特質が大きく変わる」として「その間コロナウイルスの変異は蛋白質の頭で発生せず大きく危険にならなかった」と説明した。
中央防疫対策本部は海外流入感染者のウイルス変異を確認したが、国内感染はないと説明した。
チョン本部長は「変異が確認されたパキスタン・ウズベキスタン感染者3人は国内入国後、自宅隔離されて接触者がいない」として「現在まで国内感染はない」と話した。
一方、中央防疫対策本部は今年1月から最近まで新型肺炎感染者の検体776件(国内597件、海外流入179件)から検出したウイルス遺伝子の塩基配列を分析した結果、現在までGHグループのウイルスが多数検出されたと明らかにした。GHグループは他の遺伝子型に比べて感染力が強いと伝えられている。
WHOは遺伝子の塩基配列の差によるアミノ酸の変化を基準として新型肺炎ウイルスをS、V、L、G、GH、GR、その他グループに分類する。完全に違うウイルスでなく「兄弟」といえる。新型肺炎発生初期には中国を含むアジア地域でS、Vグループが主に流行した。4月以降はGグループが主導している。具体的にアフリカ・インド・ロシアはGRグループが、北米・欧州・中東はGHグループが優勢だ。
韓国の検体597件を分析しが結果、GHグループが73.2%(437件)、Vグループ(120件)、Sグループ(32件)、GRグループ(8件)などの順だった。チョン本部長は「4月初め以前にはS、Vグループが多数だったが、5月ソウル梨泰院(イテウォン)クラブ発生事例から現在までGHグループに属するウイルスが多数検出されている」と話した。
海外流入検体179件ではGRグループが55.9%(100件)で最も多かった。続いてGHグループ40件、Gグループ18件などだった。最近、集団感染が発生した釜山(プサン)ロシア船舶および修理会社、忠北清州(チュンブク・チョンジュ)のウズベキスタン人の事例もGRグループということが分かった。