この表面的な現実の装いのもとにその現実と矛盾する非現実があり、その彼方には反対物が渾然と入り混じって新しい形に向かって絶えまなく動いている。
(R・マーフィ)
空間と時間のあらゆる分節化から脱臼することによって、世界は消滅し尽くし、平生の構えから抜け落ちた生がいまのここにまどろむ。
(大室幹雄)
危険と辛苦と恐怖と死を求め、自分を緊張と警戒の高い状態に置いてくれる状態を求め精神集中の内的筋肉を発達させようとした。
(C・ウィルソン)
四方八方に散乱しようとする心の動きを抑えて、老子が言っているように肉体の窓や戸口を全部閉ざして、つまり、外に向かい、外界の対象を追いかける心の動きを抑えて、意識の全エネルギーを一点に集約し経験的次元で働く認識機能、つまり感覚世界、理性などとはまったく異質の認識機能の発動をうながそうとする。
(井筒俊彦)
己の自我を遠ざけよ。他者の姿を心に見せるな。
(ジャーミー)
静観とは、注意力が高揚し、自我が完全におのれを忘れて対象の中に沈潜する状態。
(E・アンダーヒル)
何らかの熟慮された精神の集中化によって、心は
(J・C・ポゥイス)
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