タコカレ海を渡る

2010年6月より青年海外協力隊として活動中。10ヶ月のブルキナファソ生活、5カ月の日本待避生活を経て今度はマラウイへ!

マラウイ最高峰

2012-04-03 20:47:52 | @MALAWI
先日マラウイ南部に行った際、マラウイ最高峰のムランジェ山を見てきました。

ブルキナファソと違って起伏のおおいマラウイですが、この山は最高峰なだけあって存在感が違いました。

おおきい!



山頂が平らなところが、地元小樽の天狗山に少しだけ似ていて、なんだか親近感がわきました。


Ndi li bho

2012-03-28 15:21:48 | @MALAWI
タイトルは「ディリボ」と読み、「ぼちぼちやってます」といったニュアンスのチェワ語。

ずいぶんご無沙汰してますが、ぼちぼちやってます。元気です。



実は、南部の旅からもどったら、部屋からパソコンが消えていました。

鍵のかかったバッグの中に入っていたのに・・・。

いろいろ検証の結果、どうも掃除夫さんの犯行の可能性が高いことが判明。

彼は私の部屋の清掃を最後に、無断で職場を去りそのまま行方不明になっています。


そんなこんなの事情で、ブログの更新もできずにおりました。

すみません。

パソコンの件に関しては、近々解決の予定なので、ご心配なく。


また更新していきます。

旅の写真もアップしたいし、旅から戻ったら実はフィジオ科の院内引越しが進行していたりもして、その辺のことも報告したいと思っているのです。

今は仮のPCからなので、とりあえず生存報告だけしておきます。





ちょっと旅にでてきます

2012-03-04 03:50:50 | @MALAWI
前々から興味があったマラウイ南部。。

実は首都であるリロングウェよりも大きい商業都市があったりマラウイ一高い山があったり…と見どころが多そうな雰囲気なうえ、マラウイ到着前から「ぜひ活動の初めごろに会った方がいい!」と推薦(by 元JICAマラウイ事務所長)をもらっていた人物がいるということで、いつかいつかと機会をうかがっていたのでした。


それがようやく実現の運びに!!


というわけで、ちょっくら旅にでてきます。

いやぁ楽しみですな♪♪♪


帰国日決定

2012-03-04 03:50:50 | @MALAWI
先日、JICAから帰国に関する情報が届いた。

帰国前の諸手続きと、帰国時のフライト情報と。



6月18日にマラウイをでて、20日に東京に到着。

ちなみに、最初からマラウイに来ていた22年度1次隊とは違う日程となり、マラウイ~日本まで一人で移動することになる。



自身もボランティア経験があるという調整員の方いわく、

「私もねー、一人で帰国したんだけど、雰囲気に浸れていいですよ。みんなでワイワイするのもいいけど、帰国をかみしめながら帰る感じになって、一人もいいんですよ。」

・・・とのことだ。



ちなみに、帰国前には色々報告書やら届け出書類やらがある。

退避の関係で、報告書の提出時期&内容が予定されていたものと変わってしまったため、帰国の準備をしながら今後の活動計画に関する報告書も書くというおかしな事態が発生。

だからといって別に不満も不平もなく、書くべき報告書を淡々と書く、というそれだけのことなのだが。



急に帰国がリアルになった。

日本の夏~!待ってろよぉ~~!

Mouth Painter

2012-02-28 05:51:31 | @MALAWI
以前、チソモ君という患者さんのことを書いたときにちょっとだけ触れた、口に筆を加えて絵を描くという人物を覚えているだろうか?

先日、その絵描きさんの自宅兼アトリエにお邪魔してきた。


百聞は一見にしかず・・・・ということで、その時の様子がコチラ↓






これは、マラウイの主食シマを作るときに使う道具をかたどったものに絵を描いているところ。

まったくもって器用に筆を操って1時間ほどで2つの絵を完成させていた。




そして完成品がコチラ↓














・・・っと言いたいところだが、完成品を撮影するのを忘れた!!

ネット環境が悪くなることが予想されるので、完成品写真は追って追加予定ということでお許しいただきたい。




彼は「昔カムズ中央病院にきていたボランティアの理学療法士と友達だよ」と言ってこんなものを見せてくれた。





これは、マラウイのJOCVが自主発行している隊員機関紙なるものである。

1996年と書かれているので、16年前のもの。

現在は電子化されてCDバージョンになっているが、しっかり引き継がれて今でも作られている。

何を隠そう、このときの表紙の絵を描いているのが、この自称Mouth Painterの彼なのである。

機関紙はもちろん日本語で書かれていて、彼自身は読むことができないのだが、しっかり保存されていた。

そして、彼が友達だという理学療法士隊員の名前も、その当時の住所もしっかり書かれていたのだ。



いやはや、これは帰国したらぜひこの人物に会いに行かねばなるまい。





つくづく世の中いろんなところで繋がっているもんだと実感させられる。

世界は広くて狭い。


旅日記@マラウイ北部方面

2012-02-23 03:37:20 | @MALAWI
マラウイ北部方面への旅から戻りました。


乗客が埋まるまで待つこと3時間以上、でようやく発車した行きのバス@土曜日。

ひたすら待ったうえにギャグじゃないかと思うくらい黒い煙をブンブン出して走るポンコツバスだったため、目的地ムジンバ着が3時過ぎ。。。

距離的には280キロ弱の道のりなのですが・・・




当然、1時開始予定の医療部会には大々的に遅刻。

しかしながら、残りのプログラムだけでも非常に有意義な時間でした。



そして、初めての我が家以外での宿泊。

泊まったロッジにはブルキナでも見覚えのあるホロホロ鳥がのどかに歩いていたりして、田舎を感じます。






咲いてたお花も首都とはちょっと違う!?!?






北への移動中、どんどんかわっていく植生が見ていて面白かったです。

途中、山に木がもさもさ生えていて、日本の景色を見ているような気分にもなりました。




次の日曜日はPCM(Project Cycle Management)という手法についてのワークショップ。

これがまた大変有意義でした!



議論が白熱した様子が伝わるでしょうか??




月曜日、ムジンバにあるムジンバ県立病院を見学した後、同期がいる片田舎ルエレジへ・・!

ムジンバからカクワレと呼ばれる町まで、これまた3時間以上待った後にバスで移動し、カクワレからルエレジまではチャリマトと呼ばれる自転車タクシー(要するに自転車の二人乗り。お金を払って後ろに乗せてもらう)での移動。

チャリマトはもちろん土の悪路走行なわけで、かなりゆれたりしつつも、のんびりと景色を眺めることができて楽しかったです。



ルエレジでは同期の活動しているヘルスセンターを見たり、同期のご近所さんや仕事仲間を紹介してもらったり・・・。

医療部会がえりの同期が私以外に二人、そもそもルエレジ居住の同期が2人、プラスその日首都からルエレジにやってきた同期も加えてたくさんの日本人がルエレジに集合しました。



ルエレジはブルキナを思い出すようなのんびりした田舎。

一面のとうきび畑に赤土の一本道・・・まるでトトロの世界。



久々に同期でワイワイしながら、楽しい時をすごしました。



火曜日。早朝にルエレジを出てジェンダという町へ向かいました。

ジェンダまでは、マトラーとよばれる乗り合いトラックにこれまた初乗車。

マラウイアン達と一緒にもみくちゃになりながら物と人に溢れる荷台に揺られること約30分くらい(?)。


ジェンダにもヘルスセンターで活動している協力隊員がいたので連絡してみたら、活動見学OKとのことでしっかり見せてもらってきました。

ヘルスセンターの運営の様子が見れたのはとてもよかったです。




そんなこんなで、火曜日の夕方にリロングウェに帰着。

本当に盛りだくさんの充実した旅でした。



旅熱にちょっと火がついたかも!?!?

つぎの狙いは南部にあるマラウイ最大の都市、ブランタイヤです。



最後に…  ルエレジにいた兄弟と思われる子供。30分以上こうしてくっついていました。






初めての旅

2012-02-18 00:55:37 | @MALAWI
最近、ブログを更新しようと思うとネットの調子が悪くなる・・・。

ご無沙汰気味ですが、元気です!!!





明日18日(土)の朝から、マラウイの北の方(ムジンバ)というところへ行ってきます。

医療部会の会議+研修会が土日にあるため。

ルエレジというところにいる同期(といってもここでは22-1ではなく23-2)の家にもお邪魔する3泊4日の旅。



今まで、首都から約60キロほど離れたドーワという街に行ったことがあるだけで、ずーーーーーーーーーっと首都に引きこもっていた私もついに長距離移動です。

そういや、ブルキナのときは首都にあがるのも一苦労だったんだ・・・。



戻ったら、旅の様子をアップしたいと思います。

Chisomo × Chisomo

2012-02-11 23:37:21 | @MALAWI
患者さんのなかにChisomo(チソモ)という男の子がいる。




マンゴーだったか、パパイヤの木から落ちて頸髄損傷になった。

頸髄というのは、背骨の中を通る大事な神経(脊髄)の一部で、脊髄のうち首の部分を通っている所をさす。

頸髄損傷=神経がダメになってしまうので、程度の違いはあれ、いろんな障害がでる。

手足が動かなくなったり、体温の調節機能が狂ったり、オシッコやウンチのコントロールができなくなったりもする。



チソモの障害はそこそこ重い物で、まず両脚は完全にダランとしてしまって使えない。

手は少し動かせるけども、指に力が入らず物を握ることができない。



チソモは本来学校に通っていなければならない年齢なのだが、この頸髄損傷をきっかけに学校に通うことができなくなる可能性がある。

しかも、決して低くない可能性だろうというのが私の推測。

日本であれば電動車いすにのって、さらに他のいろんなツールを使って、そこそこ選択肢のある暮らしができるのかもしれないが、何しろ普通の車椅子すらない。



しかし、チソモは頭の回転の速いコだ。

このまま教育の機会が奪われてしまってはもったいないし、彼自身夢も希望も持てなくなってしまうだろう。

何かいい方法は・・・?



同僚ナースのMrs.カムワンビが、チソモの兄を呼んだと思ったら何やら現地語でわーっとしゃべっていた。

カムワンビのナイスアイディアはピアカウンセリングだった。

フィジオ科のスタッフ休憩室にはアフリカンな絵が飾ってある。

ブルキナではカーズと呼ばれていた円型の土の家、杵と臼で脱穀する女性などが描かれている。

なんと、その絵の作者が頸髄損傷患者だという。星野富弘さん*のように、口に絵筆をくわえて仕上げたものなんだそうだ。

 *星野富弘さん;体育教師だった星野さんがデモンストレーションのバック転で頸髄損傷を受傷。苦難を乗り越え、画家&詩人として活躍。口に筆を加え、花を中心とした植物画に詩を書き添えた作品を多く作っている。



近くにアトリエがあるそうで、そこに行ってみたらいいよ、とチソモの兄に話していたのだった。

チソモ兄はいたく感動した様子だった。弟の可能性を見出したようにも見えた。




しかし、チソモは腕が使えるな。。。

そう思い、包帯でペンを手に固定してみた。



すると・・・・







わかるだろうか?Chisomoと書いてあるのが。

彼は書けるようになる。初めてでこれだけ上手く書けているのだ。



チソモはにこにこしていた。

もっと早く気付いてあげられたらよかったのに、、とちょっと心がチクっとしたりもしたが、ともあれ、一つ彼の可能性が大きく広がったことに間違いない。

さっそく義肢装具部門へ駆けつけ、ペンを固定するための装具を依頼した。



その装具は明日採型、近々に仕上がる見込み。



チソモに、「日本のチソモ宛に手紙書きなさいよ、住所おいてくからね」と言ったら、ニコニコしてYesの返事が返ってきた。

チソモの今後に期待、である。

多分マラウイのキッチンで一番大事なもの

2012-02-06 14:37:38 | @MALAWI
最近、ようやく手に入れた。






シマづくりに欠かせない必須アイテム。

長いほうの棒でシマを練り上げ、ひしゃげたお玉みたいなほうで完成したシマをお皿によそう。



大きさは一緒に写ってる時計をご参照あれ。





ブルキナでもトーを作れるようにならないと・・と思ってこの棒を持っていたのだが、キッチンに保管している間に虫にくわれて使えなくなっていた。

ちなみに、ブルキナではこんな形のお玉ではなく、完成品をお皿によそうのにヒョウタンでできたお玉をつかう。



シマはトーよりも断然固く、しっかりしていて、このお玉+しゃもじ÷2みたいな道具でグイグイと形を整えてお皿によそうのだ。

トーは液体+固体÷2みたいな感触で、ヒョウタンお玉ですくってお皿にとろーっと流し込むようなかんじだった。



シマとトーは親戚だが、似て非なるモノだと思う。

ご飯とお粥みたいなもんかな!?!?







ちなみにこれは全然シマではなくて、こちらで時々つくる肉まんだ。マラウイアン友人の最初の反応が「Looks ddangerous!」だったため、dangerous one という名前でまかり通っている。今では友人らにすっかり認知されたdangerous one、大人気。

続編~いろんなこと~

2012-02-04 14:31:52 | @MALAWI
ココ最近、ネットの調子が悪い。 やはりアフリカなのだなーと変なところで感じさせられる。


一つ前の記事に書いたフィジオ立ち退き騒動は、2時間にわたる重役会議の結果一応の結論を出したものの、

そのあとになって副院長が訪ねてきて「ちょっと調整事項が発生しまして・・・」なんて言ってくるもんだから、非常にやりずらい。

まだ確定の結果はわからないが、2-Aもしくは2-B病棟への移転という方向に決まりそうだ。



いろいろ議論の末、院内各部署の大移動という結論に。。。CTがもう到着してしまう!!というギリギリにならないと動かないあたり、日本人の私からみると計画性がないという一言につきるのだが、まぁここはアフリカ。いろんな事情があったのだろう。(それにしても後手後手だ・・・)





前に書いたフィジオ内5Sは進んだ部分と問題発生した部分があるのだが、とりあえず今は一時停滞。

もちろん、上記の騒動が原因だ。

引っ越しは大変だが、整理整頓のチャンスと考えれば悪くない話だ。







さらに前に宣告したTOEFL受験宣言に関しては、一応チマチマと勉強を続けている。

駒ヶ根時代にかった文法の問題集を(ようやく)一通りやりきり、ドミトリーから拝借した旧TOEFLの単語集を初めからつぶしていっている。リスニング対策がまるで出遅れてるのだが、それはあと2週間くらいしてから開始される予定。





マラウイ生活はゆるーくゆるーく続行中。

もはや自宅も見つからないまま帰国を迎えることになりそうだが、まぁ悪くない。

人生で一番のセレブ生活をここマラウイで送らせてもらっている。
 使用人雇ってるようなもんですから・・・。掃除もシーツ変えるのもトイレットペーパーの補充までやってもらってる。。





さて、ぼちぼち準備をして買い出しにでも行くか・・・。

もう少しまともな話を付け加えたいところだったが、ネット回線がストを起こしそうな気配を出し始めたのでとりあえずアップロードしておく。