H講師のクール講座  クールだけど、熱いので炎上注意です(笑)

30年前
私の言葉で始まったテレクラ
3日後にサクラの原型を作りあきばの企画は、専門の声優科生徒を使う予定だった…

みんなが知らない…NHKなつぞら(その5)

2019-06-04 07:47:48 | 日記
昨日の放送だが・・・
あの時代の「東映動画」の扉が違う。
①あんなに、カラフルで現代的な「ドア」は不自然である。。。

②入社半年の仕上げが午前中に「10枚」なんてありえない!!!
 劇場用で、それもカラーとなると「入社半年1日20枚(10~18:00)」が限度である。

③仕上げは「指定」を見て、そのセルに塗る絵の具の「小瓶」を出して、
 「薄い色」か「外側」の色から塗る。
 理由>薄い色から塗るのは、隣り合っている色が「濃い」」とかわいていればいいが、
    乾いていないと、色が混じる可能性がある。
    その時、混ざったエリアの絵の具をぬぐってor削って修正をする。

    外側から塗る理由は、閉鎖領域を作ると塗りやすい。漏れにくいためである。

この当時は、「ハンドトレス」のため、境界線が難しい線ので、このように塗るのであるが・・・
それに、タップもない・・・

一番おかしいのが「乾燥棚」である。
1枚塗って乾燥させるためではない。。。

セル仕上げでは、自分のカットに使う色を
まず、指定表を見て「小瓶」を用意する。
東映は独自の「東映カラー」だが、「太陽色彩」「スタック」が外では支流であった。

余談>
それも、現職10本しかない、10色を「配合して」カラーチャートは出来上がっていたが、
ジブリの保田さんは、独自の世界観で「配合色」を作り出ししていた。
我が師も「波のグラデーション」なんてメンドクサイことをやって、ループを我々に作らせていた(笑)
しかし、私も金田イスケさんの「FF」でハワイに行く前にやった作品で、
私も「マネ」したが、早くてあまり効果が見られなかった。東京キッズさんごめんなさい(笑)
レタスV1.0では、RGB調整ができなかったから、塗ってみました~


その後、同じ色の部分を、全部のセルに塗る。
だから「乾燥棚」があるのです。

早い「仕上げ」さんは、隣り合わない違う色を、次に塗る。
そうすることで、一番最初に塗った他の絵の具が乾かなくても、
色が混じること=リテークが少なく=お金になるのです。

今後の注目点>
裏塗り・乾燥棚・3本だし手袋・彩色の筆の後ろがせる掃除用にカット・空気抜きのためのセルたたきなど

あーあと・・・

なつが絵を描くときも注目です!!!

鉛筆の持ち方が違うので、キャラチェンジしています!!!
絵を描くとき「親指の位置に注目」です!!!




それと、我々も、諸先輩方のごみ箱あさりはやりました~
これは、フランス料理でパンをなめると一緒です。
当たり前のことですよ。

年を取ってからは・・・
ボトムスの塩山さんが「DVD」を出すって言ったときにお邪魔したとき、
ゴミ箱に入っていた「キリコ」のラフ原は、持って帰りたかったナア~