
今日は久しぶりに木くずの破砕をやりました。
というわけで、木くずになった気分でご覧ください。

保管場所に積まれた解体現場からの木くず。
グラップル付きの機械でムギュッと掴み上げられた木くずは、
大きなホッパーの中に少しずつ少しずつ振り入れられます。
あまり長いと入れる前に上手く機械で折られます。
長いのを無理に入れると、下にあるベルトコンベアの
ベルトに穴を開けてしまうからです。

ホッパーの中の刃で噛み込まれて小さく砕かれた木くず。
次には網のようになった振動ふるいへ送られます。

細かく動く振動ふるいの上でポンポンとジャンプ。
細かい土やガレキなどはここでふるい落とされてしまいますよ。
木くずはジャンプしながら前へ前へと進んでいます。
先には手選別ラインがあるのです。
2人~3人の人が並び、金属・紙・グラスウール片など
木くず以外の混入物を種類ごとに取り除いています。
ここの人数やペースによって
最初の投入量や速度も変えなければいけないんですよ。

ちょっと長いままの木くずは出口で詰まってしまうので
こうして様子を見ながら最後のベルトコンベアに
うまく載せてあげなくてはいけません。

ここが最後のベルトコンベア。
ジェットコースターのように高い位置まで昇ったら、
最後はチップの山にダイビングです。
青い網は以前はありませんでした。
強い風が吹きぬける北海リサイクルセンターでは
風が吹くと木くずがうまく山へ落ちません。
何年も何年も散らかった木くずを集めることをしていました。
あるとき仕事に来ていたとある人の提案でこの網をつけたところ
四方へ飛び散ることが無くなくなったのです。
一人一人の創意工夫がうまく作用した例と言えるでしょう。
何人もの人が関わるこの機械では、自分の持ち場だけではなく
一人がいくつものことを考えながら作業しなくてはならない
とても難しい仕事なのです。
今日は冷たい風が吹く中(途中で何度も雪が降ったりして)
手選別をする人たちはとても大変だったと思います。
また明日も引き続きこの仕事もやる予定。皆さんよろしくお願い致します。
ユキ