
我らの関スでひとつ100円で売っていました。宮城産で「特価」とありましたが、関西では全く馴染みのないこの食材、100円でしかも「特価」シールでも貼っておかないと売れないのではないかと思います。まあ、興味半分、ではなく興味全部で迷わず購入する人間もいますが。ちゃんと剥き方のメモも用意してくれていたのでしっかりもらって帰りました。
この見た目、かなり怪しいけれど中にどんなものが入っているのかわくわくします。まず、写真左の突起部分を切り落とします。その後、殻に縦に包丁を入れます。殻に身がひっついているのでそれを剥がすようにしていると、そのうち中身がつるんと取れます。剥いている間に汁がたくさん出てくるので取っておくと良いです。もう、この時点でかなり磯の香りがしています。

出てきたほやに包丁をいれ、黒い内臓を取っておいた先ほどの汁で洗い流すように取り除きます。クセのある香りがするのがいやなら水でも良いそうですが、せっかくのクセだから私は極力水は使いませんでした。
内臓が取れたら、適当な大きさに切ります。わさびじょうゆで食べてみます。磯の香りは健在で少し苦味を感じ、これは・・・日本酒にとっっても合います。夕飯の一品ではなく、間違いなくアテです。ふと気づいてポン酢をつけてみます。うん、こちらの方が相性が良いです。ただ、母親はごはんにも合うと言っていました。
皮を剥くときから、いや、私が買ってきたときから二人ともテンションが上がっていたのは言うまでもありません。剥いて楽しんで、食べて楽しんで、100円でこんなに良い時間が過ごせて幸せ。