Vixen ShpinxのOnstep化が取り合えず完了しました。
7月末に自分でOnstep赤道儀を製作したいと思い始めて6か月。やっと動き出せる状態にまで到達しました。OnstepのVixenGPDのバックアップ機が欲しくて、同じ機種では面白くないと思い、無謀にもVixen Sphinxの改造に手を出してしまいました。
web上で知り合ったM・Hさんに随分助けられながらの試行錯誤です。M・Hさんに大感謝です。ありがとうございました。
使用機材は
モーターはnema17(47mm高)
wemos D1 R32 (wifi) + CNC3
driver DRV8825
プーリー 16T:48T
製作にはこの方のBLOGを大変参考にさせていただきました。
注意点はsphinxには初期型とその後で、モーターの取り付け部分に2種類あるようです。
私の入手したものは初期型です。①②が私の機材。もともとのモーターはDCですが、ギヤの入っているのでモーター軸が偏芯しています。ギヤを取り除くとよくわかります。②図
ギヤの写真からだと軸の偏芯がよくわかります。
その後に発売のsphinxは図③のようにモーター軸の取り付け穴が、円形ではなく楕円(陸上トラック)のようになっていて、モーター中央に軸があっても取り付け金具と干渉しない形状のようです。
web上で、検索するとsphinxの改造している方がいて、DCモーターの代わりにその位置にステッピングモーターを取り付けていました。この方の軸穴は楕円でした。
もともとはDCモーターを外してその位置にステッピングモーターをセットする予定だったのに、当てが外れてしまいました。軸の取り付け位置の穴を拡張すればいいのですが、5mm厚の金属を開ける術がありませんのでこの時点で一時思考停止になってしいました。
しかし、赤経・赤緯のモーターの取り付け位置を交代すれば何とかなりそうに思えてさらに考察です。最終的に写真のようなアルミ板の作成にたどり着き工作です。3mmの板をカナノコでカットして、大小のあなをインパクトドライバにドリルを付けて手作業で作成しました。
小さな穴が楕円になっているのは、ベルトの取り付け、張りの調整用です。
モーターに金具をセットした状態
赤道儀に組み込んだ状態
モーターとモーターの間は2~3mmほど隙間があります。