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小口径による電視観望

小口径での電視観望のテストをしました。口径70mm F8のビクセンFL70Sです。焦点距離は560mmなので電視観望には扱いやすい焦点距離ですが、F値が暗いのが難点です。やはりF5以下にはしたいところです。そこで、astrostreetの0.5×レデューサを取りつけて短焦点化しました。


写真の①の延長筒の長さを替えることで焦点距離が変わります。使用するCMOSカメラは1型ですのでフルサイズから見ると対角が約1/2.7です。縮小率を大きくするとケラレは多少出ますが、観望会で使用するためですので細かいことは気にしません。
今回はF8→F4.9(345mm)は合焦しました。取り付け写真のようにドロチューブにまだ余裕があるのでもっと短くできますが、ケラレも大きくなるのである程度抑えた方がよさそうです。

今回の焦点距離で撮影する前に①をもっと短い延長筒で縮小率が少ない合成焦点(365mm)F5.2を見ていました。どちらでも良いのですか、とりあえず明るい方で撮影です。


ビクセンのカメラアダプターを利用すると都合のいいことがあります。もともとのフィルター枠は3点止めなので脱着が素早くできます。今回ノーフィルターでしたが、必要となればすぐにQBPを取り付けられます。これがねじこみだとかなり手間がかかります。
ただし、3点止めも注意しないとぽろっとcmosカメラを落とすとも考えられるので、取り付けはしっかりと慎重にする必要はあります。

望遠鏡に取り付けた写真です。


今回は0.5×を取り付けて合焦するかの確認と画像の大きさを実感したくてのテストです。日没後2時間で曇る予報でしたので慌てていてフィルターの取り付けを忘れていました。しかし、QBP無しの状態を確認できたことは幸いでした。

慌てているため最初のM13はバーティノフを付けずに大体でピント合わせ。


しかし、気になってこの後バーティノフマスクを使って確認すると、やはり僅かにピントを外していました。以降はジャスピンです。




以外と良く写っているのに驚きです。

曇り始めて最後の画像。
もうすこし晴れていれば、北アメリカ星雲が撮影できたのに残念です

上記の画像はカメラ全体の写野で見ていますが、もう少し拡大(100%表示)もスクショしています。




小口径でもこのくらいで見て頂くと楽しんでもらえるだろうか。


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