昨夜11月8日は皆既月食。さらに月食中に惑星の掩蔽が起こりました。この偶然はさかのぼること442年前に起こっていました。442年前の7月26日です。1580年ならば、きっと織田信長も見ていただろうと思うとワクワクします。豊臣秀吉も、徳川家康もみていたのではと観客に説明すると喜んで頂けました。この1580年の時は土星の掩蔽でした。土星は0等星ほどの明るさなので、月食を観望しながら眼視で見えたはずです。上記の武将たちも酒を飲みながら楽しんでいたのでは???と。
昨夜は地元天文クラブがバックアップして、丸亀市生涯学習センターにて観望会でした。200名を超えた人たちが共に月食を楽しみました。今までのなかでは人手は最高らしいとのことでした。メディアの宣伝が効いていますね「442年ぶり」が。
学習センターから、最終230名と連絡があったそうです。
私は2台の望遠鏡で参加、1つは常時プロジェクター使用して月を投影。もう一台は、皆既開始後に星団・星雲の電視観望です。
プロジェクター使用だと、天王星説明にとても便利でした。チョッピリ青色も分かりました。月食中の電視観望は勿論初めてなので少し心配でしたが、明るい丸亀市内でも十分に楽しんでいただけました。
電視観望では、球状星団M2, アレイ状星雲M27, リング星雲M57, 網状星雲, アンドロメダ星雲M31, 二重星団H-X, ちょっと暗かったけどM33 。モニター越しの画像はスマホで撮ってもらって参加した記念に画像を持ち帰っていただきました。
天王星の潜入時には、電視観望用の鏡筒も月面へ。拡大してモニター越しに多くの方と確認できました。もちろんスマホ撮影もOK。
天王星の潜入後の観客が引けるのとても速かったです。子供たちは翌日学校だといっていました。
屋上のドーム内に収められた15cm屈折は象徴的存在で人気です。多くの方が並んでいました。