アレコレ着る人委員会「平成きもの白書」

委員会は、着る人にとって好ましい商品やサービスや環境を積極的に情報発信し、快適なきもの環境を作ることを目指します。

アレコレ着る人委員会イベント(13)売る人交流④

2011-12-11 20:18:17 | イベント

◎あづまや/私は業界に17年間います。団塊ジュニア世代でバブル崩壊直前で、きものに限らず勢いがありましたね。しかし半襟1枚も分からずに修行にゆきましたから、社長に「おまえ本当に呉服屋の息子か」と言われました。不思議なことが多くありましたが、業界で食べて行くには我慢しなけりゃいけないのかなと思い、当時はやっていましたが、自分のお店に戻り、「自分が嫌なことはやらない」を貫いてきました。そんな時「きものを着ない人からは買わない」のお客様の一言で、毎日着るようになって、着る人と売る人のギャップを感じました。自分が着たいきものがない。男物は紺やグレー、茶で面白くもない。私は小柄なので女性物を時に仕立てますが、こんなんでいいのかな、そんな思いでした。私が店に戻って催事の勧誘訪問や電話を一切やめました。催事そのものもやめ、店頭で勝負しています。実際来店され、商品を見ているお客様に近づくと後じさりされているように、実際1歩後退、ということはあります。それだけ警戒されているんですね。でも最近はインターネットがあるので事前のお店を調べていらっしゃいます。来店されるので、やりやすくなりました。情報を、例えば「ネットにある木綿を見せて」ときっかけを作って下さる。楽になりました。チラシも値段ではなく、こういう物扱っています。こんなご相談下さい。としてからお客様も足を運びやすくなったように思います。いろんなお店がありますから、たくさんお店を見て選んで下さい。


最新の画像もっと見る