5-9きもの撮影(7)
今回目指した5-9きもののコンセプトを一番表現できた自慢の1つが、この「浪漫ダイヤ」と名付けたきもの。訪問着や付け下を意識しながらも、いままでのきものにはなかった、新しい柄付けができました。試作のきものを広げたとき女性陣から「わっー」「着てみたい」という歓声が上がりました。しかし実際に着る人委員会のメンバーが羽織り、柄の大きさや位置など、それはそれは細かい注文、長時間丹念にチェツクを入れ、男性陣があきれるくらい。3月31日からの特別イベントでは、試作品と完成品の両方を展示しますので、どこがどうなったのか、実際に確かめてください。しかもこの着る人委員会のメンバーの粘りが、価格にも影響を与え、このクオリティーで、この値段、という価格が実現できました。価格の透明性とともに、着る人の財布にもやさしい金額で作る、というのも今回のコンセプトの1つでしたが、それが実現できたことも大きな成果だと思います。それにしても5-9きものの一番の傑作だと思うのですが、実はこのきものと人気を二分したきものがもう1つあります。それは次回ご紹介します。