今回の津山では、3回ほど妹が訪ねてきたが、もっぱら一人で過ごす。
一人の生活は本当に気楽だ。
朝ドラが始まるころに、起きだして簡単な食事を済ませる。
洗濯は2日に一度で済む。
買い物は5日置きぐらいに、2キロほど先のスーパーに行く。
駅の方とか、皿川の方とか、その日の気分で。
食事を作りたくないときは、外食にする。
ファミリーレストランやお弁当屋の食堂で丼物を食べる。
お弁当屋に行くときは、帰りに太巻きずしや唐揚げ、サラダを買って夕食もそれにする。
だが外食は50予日間のうち、5回ほどだった。
津山のコメは意外にうまい。レタスときゅうりいっぱいのサラダと、卵焼きやウインナーをゆでて食べる。
サバの味噌煮をコンビニで買ってきて、カット千切りキャベツとレタス、インスタントの豚汁などを食べて済ませる。
カレーを作ると4食分ぐらいの量になるので、続けて食べても苦ではない。
自分のためなら、手抜きでも我慢できる。
漢字パズルをやったり、YouTubeの嫁姑の話や、主人公が理不尽な目に合うが、どんでん返しで虐めた側が職を失ったり、離婚されたり、ボロアパートの生活になったりという仕返しができる話などを見ている。
短編小説を見るより面白い。創作した物語なのだろうが対応の仕方に感心する。
いつの間にか、新しい動画のお知らせも来るので、つい毎日見てしまった。
午前中は、自転車で写真を撮りに川の方や街中を行く。目に留まったものを撮る。
庭や近くの道の草取りや落ち葉を掃く。空き家の庭も草を取る。
眠くなったら、鍵を閉めて昼寝する。
家から持ってきたミシンかけをする。
脇の下を広げて太って着なくなった服を再利用するために。
スーパーで、生地によく似た色あいのを買ってきて、それを切って使う。
スーパーの服は500円ぐらいから千円以下で買える。今回は6着が完成した。
気が向くと、使わない部屋を片付ける。
当初ベッドを用意していたが、布団は天日干しし、カバー類は外して布団袋に片づけた。
マットレスも立てかけたり、押入れに入れたりした。
すぐ寝るようにしていると、いつ使ったかもわからないし、たまに息子が黴臭いと怒る。
息子がおこるぐらいだから、他の兄弟や姪や甥も使うのは気持ち悪いだろう。
主人が寝ていたベッドを今、私が使っているが、自分以外のにおいは微かでも分かる。
夫婦なら我慢できるが、他人は嫌だろう。
でも、我が家は旅館ではないから、そんなに良くしてやろうとは思わない。
洗いっぱなしのカバーをアイロンも当てないで使いまわしている。
だが、布団の下のタオルケットがシーツのように枕の下になって、タオルケットがシーツ代わりになっているのを見るとムッとする。
「また洗わなくてはいけない」と。
枕カバーを外すと中から黒い髪の毛が出てくると、カバー外して使って、ごまかすようにカバーをかけていたな?。
「バカヤロー、汚いことをするな!」と思ってしまう。
押入れを開けると、掛け布団が丸まって入っていたり、カバーも掛けないで使ったのかと。
「この家は自由に使っていいよ」・・・と言ったことをおおいに後悔した。
トイレを掃除して帰ったのに、便器と床の間に汚れが・・・。今回50余日でも自分だけしか使わなかったトイレはそんな汚れは起こらなかった。乾いているのだ。なぜ湿る。
立って用を足したな? と。
住んでいる住人が常駐していると気を遣うのだろうが、誰もいないと気が楽になるのだろう。
考えものだと思った。
息子に相続すると言ったものだから、余計に人に関わられるのを嫌う。
反面、修理箇所を頼むとホイホイとやってくれる。
今回も、トイレがおかしい、網戸が動かないというと「今度行ったらやるから」と言う。
私の足が思うように動かない(さっさと歩けない)ので、あと何年行けるだろう。