沈丁花のいい匂いがしてきた。
もう見ごろになって来た。
日陰の方はまだつぼみの方が多い。
30年ほど前に、星野富広さんという口に筆を加えて絵を描く人を知った。
栃木県の足尾銅山の近くにある湖のほとりに富広美術館があって、その方の多くの作品を見ることができる。
そこで、この絵に出会った。沈丁花と長ぐつの絵。
長ぐつと沈丁花が長く記憶に残っている。
絵は絵葉書となって美術館で買い求めることができた。
多くの花の絵とそこに添えられた文章に癒された。
わが家の部屋にも小さな額縁に、この絵葉書を飾っている。
沈丁花が咲くと思い出す絵だ。