外国の動画なのだが、言葉は分からない。字幕が上手く出ないので。
(同じような内容でシングルマザーの話があるので要注意だ)
シングルマザーが二人の子を育てながら、山の中で暮らす。自分たちの住む家を自分の手で、しかも一人で建てていくのです。


建物の材料は、少し離れた竹林の竹、森の木の枝。針金や釘、
工具は、ナタとそう大きくないノコギリ、ただ一つ電動で動く穴あけドリル。
作ったものは、高床の家、橋、すのこ敷きの台所、敷地を囲む丈の低い塀、子どものフランコやシーソーなどの遊具。
主な収入源は、山の中の木の実、タケノコ、木の若芽などを路上の市場で売る。
やがて畑を作り、ナス、インゲン、野菜、大根などつくり、収穫後に売りに行く。
山から清水を引き、手を抜かない料理で子供二人を食べさせる。
木や竹の根の残った土地を掘り起こし畑にする。作業をしながら時々子に声を掛ける。
竹は竹林からナタで切り、幼子の手を引き、肩に竹を担いで何往復もして調達する。
穴を掘り太い竹を建て、長い竹を太い竹に開けた穴に入れ枠を作り、割った竹を屋根に使い、森から集めたシュロの葉で屋根を編んでいく。屋根の上に自ら登って一人でやる。

壁になる部分は、竹を割り薄くしごいて10センチぐらいの幅に広げる。皮の部分だけ残して、中の竹を裏返して切り込みを入れ平たく伸ばし、竹の内側の部分を薄くしごくと紙のように薄くなる。
それを編みこんで、かぎ型模様にしてベニヤ板のような壁にする。
その壁の模様も素晴らしい芸術品だ。ドアも、竹と棒で作る。床もしかりだ。

橋づくりもやる。川の中に半身つかりながら橋げたをつくり、長い竹をそのまま、伸ばして土台にし、半分に割った竹を1メートルほどに並べていく。ところどころ針金を使って縛っていく。
門の向こうの細い通路が橋だ。↓

そのあと、橋の手すりも作り、橋の入口に屋根のある門まで作った。
その作り方が、素人つくりではない。ぐらつかないしっかりして、見事なものだ。
家の周りにも竹垣をつくる。竹を斜めに打ち込み、上に丸い竹をかぶせる。
畑に蔓性の野菜の棚を作る。
まだ長女が小学校へ行く前、路上売りからの帰りに男の子の赤子を拾う。書置きを見て涙しながら、抱いて帰る。以来愛情をもって育てる。
この物語に引き付けられるところは、女性ながら一人でナタを振るい家を建てる。竹を切って戻ると、今度は何を作るのだろうとわくわくする。
作業している様子を見ながら、本当に器用であり、センスのよい立派なものを作るのに感心する。
売りに行くのも、今度は何を売るのだろうとわくわくする。
子供たちのかわいいしぐさにも癒される。このシングルマザーはよく働く。
画像はすべて、動画からです。