窓を開けるたびに目の前に飛び込んでくる塀の苔。
数年前は、まだ少なかったのだが・・・。 丸印の中
こんな風にびっしりとついていた。これはイメージ画で、実際はこれほどきれいではない。
こちらの方↑が、はがす前に似ている。
しかもぬれると色が濃くなる。深緑色に。モコっとして盛り上がっている。
ところが、今年雪が何度も降って苔が湿ってきたせいで、重みでぽろっと落ちてくる。
地面に転がっているのを見て、もしかして取れるかも・・・と。
草刈り鎌を物干しざおの先に付けて、柄を長くして、鎌の背でこすり取る。
ゴリゴリ、ギゴギゴ・・・と音がしたが、この時期を逃すとまた張り付いて取れなくなる。
歯の浮くような音は我慢して、竿を上下に押し当ててこする。
ボロボロと剥がれて落ちてきた。
30分ほどかかったが、ほぼとれた。
剥がしとったすぐあと。剥がした苔はレジ袋一杯になった。しかもずっしりと重かった。
昨日の様子。とってから4日ほど経っている。昨日は雨だったので、まだ湿ったように見える。
苔は地面にへばりついているとまだきれいに見えるが、塀などについて居ると、お化けでも出てきそうな不潔ったらしい、オドロオドロした不気味な感じがするのだ。
身震いするほどだ。
取ってからは、塀を目にしても
「・・・汚いな」と思うが、まだ許せる範囲だ。
不気味さは消えた。