お茶の花が咲いていた。
今頃咲くんだ。花は椿系や山茶花系の花に似ている。だからこの時期かな？と納得した。
「ちょっと静かにしてて・・・」と夫がいう。
「そうはいってもね。。。」と言いながら、仕方なくテレビを見たりネットをやったりしていた。
そして、スーパーの雑誌コーナーで見た漢字パズル。
頁を開くと面白そうなのでやってみることにした。
夢中になった。
一問出来上がるたびに「Ｏｈー」と達成感ある。
難しいのをやると達成感はより大きい。
出来上がると見直してみる。「そんな言葉はないナ・・・」と言うのをまた考える。
1冊で100問。近頃は10日ぐらいでやり終ってしまうのだ。
夫が最期のころに、弱った身体でおしゃべりの私の話を聞いてくれた。
その力がなくなったころ、夫の傍で漢字パズルに没頭した。
今は一人になって、さらにいつでも自由時間。
食事の時間も寝る時間も、買い物に行く時間も、すべて自分ペースだ。
今回も全問溶けたので、懸賞に応募してみる。
当たったことはないけど、「全問やるぞ」と頑張った成果をアピールするように解答欄を全部埋めて用紙を郵送する。
冬に咲いているユリオブスデージー。
ユリオプスデージー
この花も同じくユリオプスデージーだと思っていた。ところが、最近マーガレットコスモスと言う名の花を知る。
まさしくこれが↑、マーガレットコスモスだった。
そして、こちらがユリオプスデージーだ。葉が細いのが特徴。
二つとも同じだと思っていたのだ。
葉が春菊のようなのがマーガレットコスモスで、葉が細いのがユリオプスデージーという。
少し灰色っぽい葉のユリオプスデージーもある。
マーガレットコスモスは、5月から11月ごろまで咲く。
ユリオプスデージーは、11月頃から春まで咲く。
今年から年賀状を作るのをやめた。夫が逝った年と、その次の年も喪中を延長すると再び欠礼はがきを出した。
（そんな人はいないとびっくりされた）
そのころから、「もう年賀状はやめよう」と思った。
これまでは、年賀状を作るのは私だった。パソコンやワープロで数パターンを作って夫に「どれがいい？」と選んでもらった。
仕事を辞めてからはもっぱら旅行の写真を切手ぐらいの大きさにして数枚載せ、二人の近況報告だった。
最初の一枚を作ると「おっ、この写真よりこっちの風景がいい」とか、「雰囲気が伝わればいいのでもっと写真を小さくして・・・」というので、結局、写真は切手大になってしまう。
「なんかごちゃごちゃしているよ」と私がいうと 「儀礼的なものよりいいかも・・・」
そう、たいていの方は新年の挨拶状でくれるのだが、我が家は前年の近況報告なのだ。
差出人の名前も夫の脇にひかえめに名前だけ入れるパターンではない。
苗字は夫だけではなく、私の方も苗字を入れ二つ並べた。
わが家はずっと共稼ぎだった。
子どもは産休明けから保育園に預けた。
一時的に夫婦連名ではなく、別々に年賀状を作った年もあった。
すると年賀状に私の名前だけでは、行かず後家の独身かと思われてしまった。
私は公務員だったので職場は3年、長くても７，8年で変わる。
いちいち既婚と説明しなくてもいいよう連名に戻した。
夫が逝って、人との付き合いが少ないほうが気楽だと知った。
人の記憶から、自分の存在を薄れさせたい。
夫のいない生活は余生なのだから。ひっそりと暮らしたいのだ。
花壇に白い小さな花が咲いていた。
ピンクのアベリアだった。
春と秋に、年に二度咲くのかと調べたら、春から秋まで長い期間咲く花だった。
そうなんだ。
夏は花が見えなかったけど・・・・？？？？
