
秋晴れの気持ちの良い日が続きます。ノンビリとオフトレ開始。今日は岐阜‐三重をつなぐ峠の二之瀬越えに75kmロングライド。紅葉は針葉樹林が多くていまいち。 写真は途中で見つけたお花畑の風景。赤く鮮やかな花は恐らくサルビアで四日市市の花にも指定されています。
サルビア プチ知識
*花言葉
尊敬・燃える思い・私の心は燃えている・恋情・知恵・貞節・家族愛・すべてよし
シソ科の多年草。原産地はブラジル。花期は八~十一月。
イノベーションはやや技術革新が閉塞してきた製造業では合言葉になりつつある言葉です。イノベーションという言葉が外来語ということもあるのか「イノベーションを起こす」というとなんだかすごく仰々しく敷居が高く聞こえてしまうのは自分だけなのでしょうか。ただ今の延長線上で物事を考えていてもただ勤勉に働いたとしても何も新しいもの役に立つものというのは生み出すことは困難になりつつあり、イノベーションが求められているのも事実。そんな状況にヒントを与えてくれるのがこの本です。
実は原作の題名は「The Leader's Guide To Lateral Thinking Skills」ということで因果関係を用いるロジカルシンキングとは別の見方をした「水平思考」という考え方を使ってイノベーションを起こす考え方を身につけましょう。というのが本の趣旨です。
前半が水平思考のスキル、後半がそんな水平思考で物事を考えることの出来る組織をどのように作っていくかという内容です。
まず言葉の定義から
変化…違うものにする、新しい状態に移行する
Creativity…何かを創り出す能力、素質
イノベーション…新しいものを世に出していくこと、新しい表現をすること
イノベーションは今まで存在しなかった別なものになることで単なる変化とは異なる。また、クリエイティビティで得られたアイディアを実際に実行していくことがイノベーションになる。
水平思考とは言い換えれば新しい見方をすること。従来の原因‐結果の因果関係を基にして改善していくという考え方とは少し異なる。
◆水平思考のための11のスキル。
1.前提を疑う
あらゆる定義の中に含まれる前提条件、先入観を疑う。過去の成功例が今の成功に繋がるとは限らない。
練習する時間がない>通勤を練習時間に当てる
2.探り出す質問をする
当たり前のことを質問する⇒背景にあることを見出す 初心者、第三者の目で見てみる 常に疑ってかかる。結論を急がない
トライアスロンの種目順番はなぜ決まっているのか。
3.見方を変える
視点を変える 他者の目線になってみる 伝統の手法を疑う
問題の関連性を可視化する↓
・キーワードを書き出す
・その中で関連のあるものをつなげてみる
⇒マインドマップ(トニー・ブザンの生み出した問題抽出法)
山は歩いて登るもの > 走れば1泊の工程を日帰りでいける
4.奇抜な組み合わせをしてみる
関係の無いものを組み合わせる。 辞書で選んだ無関係なキーワードから自分たちに生かせそうなアイディアを連想させる。
HYBRIDの手法。
ケーブル:チップ間光配線通信
コラボレーション:ブランドとコラボしたプレミア半導体チップ、
盾:水に入れても大丈夫、防水防塵チップ
軟骨:フレキシブル基板を用いたボード 曲がるフレキシブルメモリ
めがね:ヘッドアップ型モニターディスプレイ デジカメ付き虫眼鏡
議会:多数決で意思を決定するマルチコアのチップ
5.アイディアを採用し、応用し、さらに改良する
他社のアイディアから学ぶ 他人の解決例に学ぶ
>いつもと異なる環境に身を置いてみる
異業種の人(自分であれば弁護士、税理士、医者、食品、アパレルなど)から話を聞く
6.ルールを変える
自社に有利になるようにルールを変える
反則をルールにしてみる 顧客にとって有利になるようなルールに変える
7.アイディアの量を増やす
下手な鉄砲… でとにかく多くのアイディアの中から抽出する。
出たアイディアを分類しBrushUpする。
8.試してみて評価する
アイディアの分析をすばやく済ませ試作してみる。仮説の段階で諦め過ぎない。
イノベーションの影響度を考える。アイディアの評価にゲーティング法(開発段階から多くのアイディアを試し、漏斗のように抽出していく手法)を用いる。
9.失敗を歓迎する
失敗から得られる偶然を無駄にしない。
無益な失敗=努力や能力が足りないことの失敗を減らし
名誉ある失敗=新しいことに真摯に取り組んだことでの失敗を歓迎する。
10.チームを活用する
水平思考を浸透させチームでより多くのアイディアを創出する。
◆イノベーションのための組織作り
・ビジョンを作って伝える
Topの考えを過度に浸透させる。目標を示す。フィードバックを求める。
・権限を委譲する→コミュニケーションを通じて恐れを減らす
→予備プランを用意する→環境を整備する(最大の成果は現実的な目標と起源の元に発揮される)
→目標に集中する→イノベーションの技法を駆使する。
・イノベーションをつぶす悪習慣
アイディアを非難する、ブレインストーミングを軽視する、イノベーションに効率を求める、計画に無いことをしない、失敗を責める、すぐに結果を求める、内部から人材を昇格させすぎる などなど…
印象に残ったのはこの言葉
あなたのやっている仕事はほとんど別の人にも出来る。あなたの代わりはいくらでもいる。抜け出す道は唯一つ。誰も見たことのない切り口や手法で仕事をすること。それが個性になる。
結果を出す時にいかに工夫して自分の味を出すことが出来るかどうか。少しづつ意識していきたいと思います。
サルビア プチ知識
*花言葉
尊敬・燃える思い・私の心は燃えている・恋情・知恵・貞節・家族愛・すべてよし
シソ科の多年草。原産地はブラジル。花期は八~十一月。
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イノベーションはやや技術革新が閉塞してきた製造業では合言葉になりつつある言葉です。イノベーションという言葉が外来語ということもあるのか「イノベーションを起こす」というとなんだかすごく仰々しく敷居が高く聞こえてしまうのは自分だけなのでしょうか。ただ今の延長線上で物事を考えていてもただ勤勉に働いたとしても何も新しいもの役に立つものというのは生み出すことは困難になりつつあり、イノベーションが求められているのも事実。そんな状況にヒントを与えてくれるのがこの本です。
実は原作の題名は「The Leader's Guide To Lateral Thinking Skills」ということで因果関係を用いるロジカルシンキングとは別の見方をした「水平思考」という考え方を使ってイノベーションを起こす考え方を身につけましょう。というのが本の趣旨です。
前半が水平思考のスキル、後半がそんな水平思考で物事を考えることの出来る組織をどのように作っていくかという内容です。
まず言葉の定義から
変化…違うものにする、新しい状態に移行する
Creativity…何かを創り出す能力、素質
イノベーション…新しいものを世に出していくこと、新しい表現をすること
イノベーションは今まで存在しなかった別なものになることで単なる変化とは異なる。また、クリエイティビティで得られたアイディアを実際に実行していくことがイノベーションになる。
水平思考とは言い換えれば新しい見方をすること。従来の原因‐結果の因果関係を基にして改善していくという考え方とは少し異なる。
◆水平思考のための11のスキル。
1.前提を疑う
あらゆる定義の中に含まれる前提条件、先入観を疑う。過去の成功例が今の成功に繋がるとは限らない。
練習する時間がない>通勤を練習時間に当てる
2.探り出す質問をする
当たり前のことを質問する⇒背景にあることを見出す 初心者、第三者の目で見てみる 常に疑ってかかる。結論を急がない
トライアスロンの種目順番はなぜ決まっているのか。
3.見方を変える
視点を変える 他者の目線になってみる 伝統の手法を疑う
問題の関連性を可視化する↓
・キーワードを書き出す
・その中で関連のあるものをつなげてみる
⇒マインドマップ(トニー・ブザンの生み出した問題抽出法)
山は歩いて登るもの > 走れば1泊の工程を日帰りでいける
4.奇抜な組み合わせをしてみる
関係の無いものを組み合わせる。 辞書で選んだ無関係なキーワードから自分たちに生かせそうなアイディアを連想させる。
HYBRIDの手法。
ケーブル:チップ間光配線通信
コラボレーション:ブランドとコラボしたプレミア半導体チップ、
盾:水に入れても大丈夫、防水防塵チップ
軟骨:フレキシブル基板を用いたボード 曲がるフレキシブルメモリ
めがね:ヘッドアップ型モニターディスプレイ デジカメ付き虫眼鏡
議会:多数決で意思を決定するマルチコアのチップ
5.アイディアを採用し、応用し、さらに改良する
他社のアイディアから学ぶ 他人の解決例に学ぶ
>いつもと異なる環境に身を置いてみる
異業種の人(自分であれば弁護士、税理士、医者、食品、アパレルなど)から話を聞く
6.ルールを変える
自社に有利になるようにルールを変える
反則をルールにしてみる 顧客にとって有利になるようなルールに変える
7.アイディアの量を増やす
下手な鉄砲… でとにかく多くのアイディアの中から抽出する。
出たアイディアを分類しBrushUpする。
8.試してみて評価する
アイディアの分析をすばやく済ませ試作してみる。仮説の段階で諦め過ぎない。
イノベーションの影響度を考える。アイディアの評価にゲーティング法(開発段階から多くのアイディアを試し、漏斗のように抽出していく手法)を用いる。
9.失敗を歓迎する
失敗から得られる偶然を無駄にしない。
無益な失敗=努力や能力が足りないことの失敗を減らし
名誉ある失敗=新しいことに真摯に取り組んだことでの失敗を歓迎する。
10.チームを活用する
水平思考を浸透させチームでより多くのアイディアを創出する。
◆イノベーションのための組織作り
・ビジョンを作って伝える
Topの考えを過度に浸透させる。目標を示す。フィードバックを求める。
・権限を委譲する→コミュニケーションを通じて恐れを減らす
→予備プランを用意する→環境を整備する(最大の成果は現実的な目標と起源の元に発揮される)
→目標に集中する→イノベーションの技法を駆使する。
・イノベーションをつぶす悪習慣
アイディアを非難する、ブレインストーミングを軽視する、イノベーションに効率を求める、計画に無いことをしない、失敗を責める、すぐに結果を求める、内部から人材を昇格させすぎる などなど…
印象に残ったのはこの言葉
あなたのやっている仕事はほとんど別の人にも出来る。あなたの代わりはいくらでもいる。抜け出す道は唯一つ。誰も見たことのない切り口や手法で仕事をすること。それが個性になる。
結果を出す時にいかに工夫して自分の味を出すことが出来るかどうか。少しづつ意識していきたいと思います。
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