9月4日は、授かり待ちの方へ~呼吸を変えたら授かった
このテーマでお話ししました。
このブログを読まれる赤ちゃん待ちの方
赤ちゃんとのご縁が結ばれますよう、
祈りを込めて書いていきます。
さて、会当日は
えんまる助産院の山本雅子さんからのお話と、
授かり体験をされたNさん、その後私、山内ちえこが
お話しするリレートークをしました。
山本雅子さんからは、助産師さんとして医療現場での
多くの体験からわかったことや、不思議だったこと、
そして、赤ちゃんをお腹にお迎えするための
「体や心の準備」のケアについて、実践されているお話しと
赤ちゃん待ちされる方々や、医療の方々の考えや行動に触れてきて
「いのちを作る=赤ちゃんを作る」という考えや態度に
いのちを作る、それは人はできないのでは?という疑問や
いのちへの向き方を自問自答する中で、
赤ちゃんの授かりは、いのちは人の手の及ばないところにあり
尊厳のまなざしが大切だったと気付かれた体験を
とてもフランクにお話ししてくださいました。
会場の皆が、うん、うん、と共感と感動を覚えながら
授かりたい両親の気持ちに寄り添い、ケアを献身的にされる
お仕事への態度に、関心を寄せました。
お話の中で印象的だったのは
妊娠を望むとき「妻も夫も、心にも体にも、余裕のある様子」でいることが
とても大切、というお話しでした。
治療だけが妊娠の方法、と頑張り続ける方々のケアをするたび
心身の固さを強く感じたり、営みも義務的な気持ちや態度に傾きやすくなったり、
夫婦仲がぎくしゃくしていき、心身共に固く閉じていって
笑顔が少なくなっていく現実に心を痛めたられたそうです。
お二人にとってのしあわせがどんな姿か、話す機会があると
いいなと祈る気持ちと、赤ちゃん待ちの時間が長い方の気持ちを想うと、
どうにか願いが叶うといいなあという思いだったと、おっしゃってもいました。
夫婦の向いている方向が違ってきたり、
心身の様子や具合に不調がでたり、金銭負担の大きいことなどから
お互いを思いやれなくなったり、
柔軟な考え(体外受精以外の路、二人で生きていく道など)を
持ちづらくなったり
治療にまい進するご夫婦に、このような様子も見られたとも
お話ししてくださいました。
私はお話を聴いているうち、
二人の人生をどのように歩いていくか、築いていくかのお話を
夫婦で対話するきっかけが、赤ちゃん待ちの時ととらえてくださると
いいなあ‥と、祈る気持ちがわいてきました。
雅子さんは、いのちを尊重し対話をする助産師として開業しよう!と
想いを固めて、今に至られます。
女性の健康、授かり待ちの方、産前産後の女性とそのご家族の
ケアを始めらた中で、体験をお話ししてくださったNさんと出逢われました。
Nさんは、雅子さんのお話しにあったように、
授かりにまい進されて頑張っていらしたそうです。
そんな中、心も体も疲れてしまったとき、雅子さんと出逢われケアを受け
自分の身体や気持ちと対話しましょう、と促されラクになっていかれたそうです。
そこから、ご自身の思いや行動を振り返ったり、ケアを受ける中で
作るから、授かる、という想いへ変わっていかれ
感じる、ということを大切にしましょう。
息を、吐きましょう、心を柔らかにしていましょう、と教えてもらい
(それまでは、考える、○○したら出来る、のような思考だったそうです)
対話の仕方もトライしてみて、心も体もやわらかに
変容していくのを実感してく中で
自分の感覚や直感的な想いに信頼を寄せられたとき
治療と受精がうまくかみ合い、授かったそうです。
その時初めて、それまでの自分がどれほど緊張をしていたか、
十分に息をしていなかったかに気づいたそうです。
そして、妊娠がゴールじゃない(妊活中は妊娠がゴールだったようです)ことも、
出産してみて実感していると、おっしゃっていました。
Nさんのお話を聴いていても、やはり
いのちはつくるもの、の考えでなく
人の手の及ばないところから、いただいた・授かったという
表現が合うなあと実感しました。
この後、私からは
親子になると決めるのは、魂同士で、
それには、それぞれが立てた魂の計画が関係し合っていること、
それはいのちを作る考えの及ばない、いのちの大元のご縁の世界でのお話しや、
いのちといのちは、全身全霊を響き合わせる対話が基本なことなど
資料や写真をみていただきながら、
いのちをつなぐ、活かす(生かす)のが「呼吸・息」で
その息の在りよう、息と音の響きあう呼吸で
心身を柔らかにして、緊張を解き放ち、子宮がふんわり
赤ちゃんが降りてきやすくなるよう準備するワークをしました。
息・呼吸のワークは、歌を歌う、ことでもいいのです。
自分の好きな歌で、気持ちも体も、落ち着きながら心地よい曲なら何でも。
これは、授かった後の赤ちゃんとの対話(やりとり)に活きていきます。
授からなかったとしても、自分の心身に硬い緊張が解れます。
ご自身のために歌うのは、ご自身の心も、体も、魂も喜びます。
音楽や芸術は、心身を柔らかにする呼吸がしやすい作用があり、
魂の世界に想いを向ける良いきっかけになります。
と、こんなお話をして、締めくくりました。
息が浅いと、心身は窮屈になります。
どうか、授かり待ちだけでなく、ご自身のために「心地よい呼吸」を
ふう~・・・ほお~・・・してみてくださいね。
11月に対話の時間・芸術の時間を開催します。
詳しくは後日、山内ちえこのホームページや
えんまる助産院さんのインスタストーリーで
お知らせしていきますので、ぜひチェックしてくださいね^^