山内ちえこ~愛と感謝をハグ♪

全ての生命とハグ&ハーモニー~魂と心と身体の調和で幸せに生きる♪

わたし物語・同調ワークができるまで♪ 46回目

2015-04-20 19:58:51 | わたし物語・同調ワークができるまで
皆さん、こんばんは

今、この辺りは激しい風雨です

風神、雨神が一斉にお出ましして

日本列島大掃除、でしょうか

色々と未浄化物がありますから

それを大祓いかもしれませんね。。

荒川都電は不通になっているとか

帰宅時間なので、他の路線も気になる所です。

何事もなく帰路につく方々の

帰宅が叶いますようにと

願うばかりです

では、46回目の物語です



*****


わたし物語「たましいをつなぐ・同調コミュニケーションワーク」ができるまで

< 第2章~体験したことを活かしてみるⅢ>

先生のステキな対応に刺激を受け

思考クセを変えたい、という

新たな希望ができたことで

この旅と、学びの日々は
とても有意義だったと実感がこみ上げました

願いが現実になったことや
仕事の内容を認めてもらうような
コメントもいただいたり

オーストラリアの経験は
本当に豊かでした。

授業が早く終わった最終日
クラスメイト全員で打ち上げをして

その後、ツアーガイドさんのお誘いで
カジノに行ってみました

初体験のその場は
刺激的な空気に包まれていて

沢山の人が、フロアいっぱいに溢れていました

小銭を残して、帰国したくなかったので

スロットをすることにしました

同室のAちゃんや、他のクラスメイトと一緒に

はしゃぎながら興じていると

コインがなくなりそうになると、当たりが出て

あら、なくしないのに。。と思いつつやっていると

また、なくなりそうな時にまた当たり!

困ったけれど、うれしい
相反する気持ちを経験しました

他の意味でのアンビバレント(相反する気持ち)は

経験がありましたが

うれしいけど、うれしくない

こんな感覚には、くすぐったいような
なんとも言えない気持ちになりました

そうこうしているうちに

帰りに時間が来て

小銭は残ることになりました(苦笑)

仕方がないので、帰り道に

アイスクリームをガイドさんにプレゼントしたり

バールに寄って無事に終わった祝杯を
することにしました

その日は金曜日
ホテルの前のステキなバールには

おしゃれをした男女であふれていました

胸のあいたドレスや、スーツを着た人たち

ステキな雰囲気のカップルの中で

私たちは、ラフなスタイルで
ちょっと場違いな空気感

でも、旅の最後に
なくそうとしても手元に残ったお金で

おしゃれな場所にもこれたので

Aちゃんやガイドさん、数名のクラスメイトと
楽しくおしゃべりして
一杯のビールを楽しみました

1時間ほどして、そろそろ~とお店をでることに

私とAちゃんは、バールの横にある
タバコのお店でお土産を買うため

道路に出ました

そこで、私はあることをAちゃんに話しました

障がいがある子どもたちのクラブの
規模を大きくしたい

音楽と水中運動を融合した
乳幼児のプログラムを確立したい

Aちゃんもうんうん、と頷いて聞いています

その時、頭の上から何かが
降ってきました!

キン・・キン・・キン・・

道路に転がりました

え?なに!

転がった方へ目をやると
それは、10¢。

誰かが落としたのかな、と見上げると

数人の男性が窓から身を乗り出して
何か言っています

酔っぱらっているうえ
全員がばらばらに声を出すので
わかりにくかったのですが
しばらく聞いていると

Good Luck!

このワードを皆が言っている、とわかりました

いい旅をね!
そう言いたかったのかもしれません

でも私とAちゃんは
小銭を全部使い切りたかったのに
最後に頭の上からお金が降ってきて

なんでそうなるの~?
お互いを見合って
おなかを抱えて笑いました

なくす必要はなかった
カジノやバールの体験は必要だったのね

と言った瞬間

ちがう!
私がさっき話した希望に天からの応援だ!

直感しました
Aちゃんにそれを言うと
うんうん、きっとそうです!と拍手

頭の上でも男性たちが
同じように拍手していました

二人でそれを見て、また大笑いしました

全てがつながっていることを
実感しました

未来につながる想い、構想に
天の神様が微笑んで

悪くないよ、応援します

応えてくれたと感じて

飛び上がらんばかりの気持ちでした!

こんなにうれしく幸せな気持ちで
オーストラリアを後に出来るなんて

思ってもいませんでした

この後の人生に何が待っているのかな

希望に胸膨らんで、日本へ戻りました

天からの応援を受けたそのことに

動きがでるには少し時間が必要でした

自問自答、自己との対話を繰り返していました

今振り返れば

それは、自分の準備期間

その時が来るまでにすべき大切なこと

ここを経なければ
わからなかった私の中にある気持ち

願望、クセ、いろいろ・・・

心の点検期間で再確認したのは

大切なものは「見えないところにある」

オーストラリアの旅は

人生の転機を進む
大きなエネルギーとなったのでした

次の展開が始まるのは
ここから数か月後

流れが変わりだすそのお話は、

またの機会に

今回で一区切りつけて
ちょっと休憩しますm(--)m

3か月ほどお休みをいただいて

流れが変わる次の展開のお話を
書こうと思います

なので、皆さん

しばらくは前のを読み返したりして

感想など送っていただけると

嬉しいです

c.yamauchi☆hug-i.co.jp

☆を@に変えていただき、送信願います。

お待ちしています

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わたし物語・同調ワークができるまで♪

2015-03-20 18:48:04 | わたし物語・同調ワークができるまで
皆さん、こんばんは

明日は春分の日

いよいよ春本番ですね

暑さ寒さも彼岸までといわれますが

この3・4日はとても暖かでした

寒がりの私でも薄着でいられました

しかし・・・

来週は寒の戻りがあるようです

皆さん、寒暖の差からの変調に

お気を付けくださいね


さて、毎月20日に書いているわたし物語

今回で45回目です


最近いろんな方から

最初の頃のお話も読みたいのですが

どこに書いてありますか?

よく聞かれます

ブログページの左下に

前のブログは旧ブログにと

リンクを張ってご案内してあります

ちょっと見つけにくいのかな・・

この下に張り付けしておきますので

飛んでみてください


旧ブログ


最初のころの私の話を読まれて

感想など、ぜひコメントしてくださいね

お待ちしています

では、物語の続きです



*****


わたし物語「たましいをつなぐ・同調コミュニケーションワーク」ができるまで

< 第2章~体験したことを活かしてみるⅢ>


授業がお休みの日

クラスメイト達と遊びに出かけました

ガイドさんがランドクルーザーでお迎えに来てくれて

BBQの材料を買いにマーケットへ行ったり

自然公園でリフトや

トロッコ電車に似た乗り物に乗ったりして

楽しみました

日本では見たことのない

大きく育ったピーマンや玉ねぎ、

大きなサーモンの切り身や

オージービーフの1カット!

これ一人前?ウソでしょ??

食べたら即、ダイナマイトバディでしょ。。

大きなアボカドに大きなパン

大袋のお菓子に、大きな瓶に入ったはちみつ

もう、何でも大きくて目を丸くしてみていると

ガイドさんが
これくらい食べれます~!

さあさあ、みんな美味しく食べてあげてね♪

ビックスマイルで

私のお皿にサーモンの半身をド~ン!と
入れてくれました(汗)

その後、ティーツリーやプロプリスの専門店で

日本ではまだ、知名度が低かった

自然療法に触れたりして

沢山たくさん、楽しみました♪

そして、ツアーの最後に

刺激的な場所に行きました

「リタイヤメントビレッジ」です

高齢の方が住むその町は

高齢者がお互いに出来ることをし合い

家事や隣人の世話をシェアしながら

手作りのお菓子や、生活用品(たとえば石鹸とかポプリとか)

手芸、工芸品を、見学に訪れたツーリストに

販売して、生計を立てていました

動ける・歩ける人は、街のメンテナンスや

農地で何か作ったり

車いすに乗っている人も、販売を担当したり

やってあげている、オーラが出ていなくて

お互いに出来ることをやっていて

自分たちのペースでお金も稼いで

楽しみながら、イキイキと生きている

そんな印象を持ちました

日本では、高齢者のケアや暮らし方が

問題になってきたころでしたから

リタイヤメントビレッジの様子は

とてもとても刺激的で、私の心の中に

強く印象として残ったのです

お互いができることをして

それでいて力関係が発生しない仕組み

ぼんやり思う、この先の仕事や人生に

ここでの体験は、確かな影響を与えたのです

それは、翌日の授業に出た時

音楽が人に与える影響や

専門的な知識とノウハウを学ぶ、体験する

その意識を飛び越えて

シュタイナービレッジでの経験を

仕事や人生に活かすには

どうしたらいいか、という気持ちが

大きくなっていることに気づきました

すると突然

農場が観たいな~という気持ちにかられ

休憩時間に行ってみようと決めて

授業に参加していたら

その時間が終わる時、先生から

お昼休みに農場に行きましょう

野菜や果物を買えますよ

案内があったのでもうびっくり!

願いが通じたうれしさと

日本ではまだ食べたことがなかった

バイオダイナミクス農法で作られたものを

とうとう食べられることに

胸が躍りました

なので、2時限目の授業は

記憶に残りませんでした(苦笑)

良く晴れた空の下、緑の道を農場へと進むと

小屋の中で人が動いていて

木でできたテーブルの上とその下の木箱に

無造作に野菜と果物がありました

じゃがいもや、玉ねぎ、にんじん

火を入れないと食べられないものだったので

野菜を買うのは断念し

リンゴとオレンジを手に取って

しげしげ眺めながら両手で包んだり

右と左の手の上を行ったり来たりさせて

感触を味わいました

それこそ「手で対話」したのです

その頃はまだ、対話を意識している感覚はなくて

それでも、これだ、と感じるのを

連れて帰ろうと決めて触れていました

沢山買いたい

お土産に持って帰りたい

日本にはまだない、だから・・

この気持ちが「欲」を出そうとしたとき

先生から「一人2個つづ」にしてください

ビレッジの住人達も食べるし

地元の人も明日買いに来るので

皆のことを考えてくださいね

にっこり笑って、先生は一つだけリンゴを手にしました

そして、私のデザート♪

と言ってポケットに入れたのです

私は、恥ずかしくなりました。。。

ここで暮らす人のことまでは考えられなかった。。

珍しいものを持って帰って

日本で待つ人たちを喜ばせよう

そればかりに気を取られていて

しかも、私が口にしたいと思っているのに

私の分を買おうと考えてなかった

あ~また自分を後回しにした~

このクセに直面して

ガクっと力が抜けそうになった時

私の雰囲気・エネルギーを察知したのでしょうね

先生がそばに寄ってきて

ここの食べ物は、ここで味わって楽しむのよ♪

小さなオレンジを買い、

中身を向いて手に載せて

私の前に差し出しました、ステキな笑顔で!

なんてステキな気遣いでしょうか

自分の体験、身体の一部にする財産として

持ち帰りなさいね

そういわれたように感じました

ステキな対応に・・私も先生のような

心遣いをしたい、と心から思いました

こころの中にできていた

こうあるべき、こうしなきゃ

そんな制限、枠をとりはずそう

思い方の習慣を変えたい

決定的に思った瞬間でした

こうして、研修期間はどんどん進み

いよいよ授業と、

オーストラリアの旅の終わりを迎えました。

その日経験したことは、さらに

私の感覚、感性、思考に

とてもとても、影響を与えたのです

ではまたそれは、

来月にお話しますね
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わたし物語・同調ワークができるまで♪44回目

2015-02-20 19:29:46 | わたし物語・同調ワークができるまで
皆さん、こんばんは

寒さの中であっても、
日差しの暖かさを感じるように
なりましたね。

昨日、旧暦のお正月を迎え

そろそろ春の様子が
はっきり見て取れる季節に

入っていきますね

寒いのは苦手な私

春よ来い♪を

歌いたくなるこの頃です

では、オーストラリアでのお話

書いていきますね


*****

わたし物語「たましいをつなぐ・同調コミュニケーションワーク」ができるまで

< 第2章~体験したことを活かしてみるⅢ>

シュタイナービレッジで
音楽療法(ノードフロビンス音楽療法)を
学んでいる最中

「失敗した!」と思える体験後

打ちひしがれていた私に

無言で寄り添い、愛を伝えてくれた

男の子のお話を前回書きました。

読まれていない方は

1月20日のブログを読んでみてくださいね


さて、この体験は

私の内側にある壁(メンタルブロック)を

打ち崩すきっかけでした

いい人の私、心から何かしたいと思う私

でもそれを続けるのに疲れて
愚痴を言う私

献身的な面と自己犠牲する面との間で
揺れる私

依存と自立の間を行ったり来たり

オーストラリアに来て数日の間に

何気ない経験や、

ちぐはぐな態度をして気づいたことや

人に不快な思いをさせたり、

不快な思いをしたことを

押し込めている私を発見する中で
私の中にある「常識」という枠が

心の中にくっきり浮かび上がりました。

なんて心が、頭が、硬いんだろう。。。

だけど

それを破ろうとして努力を重ねてきた

そのことにも気づいて

思っている以上に「がんばっている」自分に

はっとしたのです。

いつも力が入っていたことに。

そりゃあ・・疲れるよ。。。

ありのままの自分と対面した時

あ!っと、思いました。

その姿は、母と重なったからです。

似たくない、私はあのようにはならない

そう、心に決めていたけれど

母の生き方を踏襲していました

ガンバリ続ける母に対して

そんなに力を入れないでいいのに・・
だからいつもイライラしているんだよ・・
心の中で意見していた言葉は

そっくりそのまま、自分のことでしたと
わかったところで

はあ~っと、力が抜けました

3日目の授業は、こんな様子で受けたので

あまり覚えていません(苦笑)

でもただ、その日提案された内容を

楽しいなとか、難しいなとか

出来なかったら、ああ、そういうこともあるねと

力がいい具合に抜けていたようで

その日ホテルに戻ると

疲れが出ることもなく
(前日は動くのも嫌で食欲もわかず)

夜の街へ食事に出て

ゲイの人たちが沢山集まるバーへ行って

筋肉マンの男性同士が見つめ合うのを

愛しあっているんだな~と

自然に受け止めれたり

下手なお化粧で女装も似合わない男性の

ストリートダンスを見て

人生を楽しんでいるなあ・・

容姿はキレイではないけど
自分らしくあろうとしているんだね

す~っとそんな気持ちが湧いてきました

スタイリッシュにいよう
人受けする服装にしよう

人に見られる仕事をしてきたので
無意識の内にそうしていました

なので、
見た目の美しさからは遠い人たちを

受け入れる観方が自然に出た時

新しい感覚を憶えました

なかなか、いいじゃないの(フフ・・)

ほろ酔い気分でタクシー待ちしながら

始めて緊張から解き放たれたのを

感じていました

オーストラリアに来てよかった・・・

音楽療法もいいけど

本当は、それよりも

私の何かを解放することに

意味があったのかもしれない

なら、もっと冒険してみようか

気持ちが大らかになり始めて

私の心の中の「新しい扉」が開くように

感じた3日目の夜でした

翌日の授業がお休みで

開放的な気分になれていたのも

よかったのかもしれませんが

とにかく

日本にいるときにはなかった

ゆるやかな私になっていました

この翌日は授業がお休みで

現地のガイドさんが組んでくれた

オプショナルツアーに参加しました

それはとても刺激的で

新鮮な体験でした

ただただ、楽しむ、美味しく食べる

そのことだけに集中する一日でした

観るもの、聴く言葉、説明

どれもが新しいエネルギーに感じました

リフレッシュ

その言葉通りの体験は

次の日の授業に参加した私に

また新しい感覚をもたらしたのです

それはどんなことか

また来月にお話しますね
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わたし物語・同調ワークができるまで♪43回目

2015-01-20 20:55:31 | わたし物語・同調ワークができるまで
皆さん、こんばんは!

今日は寒い中にも

日差しが暖かで

横浜は過ごしやす買ったのですが

皆さんのところはいかがでしたか?


セッションルームの南側に

サンキャッチャーをつけているのですが

そこに光が当たって

七色ボールがいくつも放たれて

それはそれは美しく


仕事の合間に眺めては

その美しさにうっとり・・・

息と一緒に7色ボールが

身体の中を出たり入ったり

そんなイメージを楽しんでいると

ふわっふわの、綿あめになったような

からだがとろけていくような気持ちよさ

ずっとそうしていたい感覚になり。。。


これはマズイ

仕事できないと気づいて

そこそこで止めましたけど(苦笑)

光の呼吸はエネルギーの
お洗濯になります

皆さんもぜひ試してみてください♪

元氣になりますよ

では、43回目になる

2015年初、わたし物語始めます♪


*****

わたし物語「たましいをつなぐ・同調コミュニケーションワーク」ができるまで

< 第2章~体験したことを活かしてみるⅢ>

シュタイナービレッジ音楽療法の教室前で

出迎えてくれた男の子との出会いは

新たな気づきを促す出来事でした

初日のカリキュラムを終えて

ホテルに帰ってからも

気持ちがもやっとしていました

この不快感が何なのか

はっきりしないとは思うものの

その中には今までにはない

新鮮さも感じていました

内と外のエネルギーリズムが
全く違うのを感じたら

不快感が募りその中に埋没しそうなものですが
直感はやたら冴えていました

ショッピングモールへ買い物に出て

夕食場所を迷うクラスメイトに

遭遇するたび
そのグループのニーズに
ベストマッチするお店を見つけたり

何気なく歩いていて
以前からほしかったものと出逢ったり

ついてるな~
喜んでくれてよかったな~

と思う反面

疲れているのに
人の期待に応えてばかりいる私、嫌だなあ・・

明日も教えて~と気軽に言われ

笑顔で頷く私なのに
胸の中には

自分で探してよ・・
この言葉があって

私はいったい・・

ちぐはぐな自分に
小さな驚きを感じた時

はっと気づきました

いつもいい人、をしている私

断ることに罪悪感を持っている私

不快な思いをさせちゃダメ
人には気遣いをね

だけど察してよ・・

気をつかう反面、
同じようにされることを
無意識に期待している私

出来なきゃ、やらなきゃ

だけど休みたい、一人でいたい

自分の思いを押し殺し、
感情に優劣をつけ

固定概念にとらわれ
自分を後回しにしていて

エネルギーを使いすぎている

だから一人になりたくなる
それを人のせいにしていた・・・

自分のなかのアンバランスを
認めたくない

そんな私を見た!

それに気づいて
膝がガクガクしてきました

でも、ホテルのロビーで
クラスメイトと買い物中

なんとか平静を装って

ショーウィンドーに並ぶ
キレイなチョコレートを見ていた時

観光客目当てのボランティアが
何かの寄付のために

記念切手を買ってと寄ってきました
中年のタップリ太った女性でした

ニコリともせず、切手を見せて
1枚5ドルだと迫ってきました

目の前の友人は、Sorryといなし

隣のクラスメイトは、手を振って断ったので
私のところに歩み寄ってきました

「ごめん、いらない」と思い浮かび
頭の中には「so Sorry」のワード

口に出そうと声を出すと

「No thank you」

え~っ?!!なんでそんなことば?!
本当はそんなんじゃない・・!

思った瞬間、
ボランティアの女性が
私の肩をドンと小突き
私をにらみつけ
What thing!
It isn't terrible!

こう言い捨てて
出て行きました

そりゃそうですね。

見ず知らずの旅行者に
よくわからない
否定をされたんですから。。

一体私はどうなっちゃったの??

思いもしない言葉が
飛び出たことに混乱し

とんでもない事を云った、と
責める気持ち、バツの悪さ

わざとじゃないよ。。
言い訳したい気持ちが
身体を支配したうえ

女性の睨み顔が脳裏に焼き付いて
その場に固まってしまいました

近くにいたクラスメイトたちは
気づいていない様子でしたが

友人のMちゃんだけは
何か伝わったのでしょう

どうしたの?と声をかけてきました

事のいきさつを話すと
エッと驚きつつも

慣れない英語、
脳が戸惑ったのでは?
忘れてドンマイドンマイ

元気づけてくれました

そうね、と頷いたものの
ブルーな気持ちが胸の中に

ズ~ンと落ちていくのがわかりました

いやだなあ・・・
明日から授業が始まるのに・・・

シュタイナービレッジで
出逢った男の子と関わった経験で

古い感情、生きる術、行動パターンなど
一気に表に出そうな気配

必死にあがなう私と

変わろうよ、進化を促す私とが
混在していたのですね

その時は、ここまで考えが及ばなかったので

とにかく気を取り直そうと

楽しく夜を過ごして忘れよう
授業に備えて休もう

クラスメイト達とのおしゃべりで
気分を変えよう
忘れる努力をして
(こだわっているからこそ、この行動なのですが)

何もなかったことにして
ベッドに入りました

翌朝、平常心を取り戻したような気になって

出かけた初授業では

またしても
「自分を観る」体験が待っていました

当時私は、仕事や勉強の場で

つまり、人目に触れているとき

無意識に「失敗しないように」と
頑張っていました

それは、当たり前だと思っていましたから

そうしている意識も全くありません。

会得したい手法で
音楽療法を学べている

この喜びはとても大きなものでしたが

ある瞬間、思考が停止しそうになったのです

それは、新しいアプローチ法を学ぶ時間で

一人に一つ、ある音を弾く役を与えられ

楽譜の中の、その音符を指されたら

「楽器で音をならす」という

音楽の中にクライアントが入り込んで

音と共に役割を果たす体験でした

皆、先生がタクトを指す

大きな楽譜に注目し

自分の音符で音を鳴らすことに

集中していました

私も同じように、音楽の中に入って

音を鳴らしていたはずが

突然、頭の中に違うイメージが湧いて

その場にいない時間が生まれたのです。

ほんの数秒のこと、と思うのですが
長い時間だったかもしれません

考えを追っている中ふと、

あれ、静かだわ・・と
外の世界を感じた途端

先生が大きな楽譜をタクトで指示していました

あ、誰か忘れているんだ
へ~っ・・ラの音ね

え、ラ?は!!私だ!
目の前では、先生が何度もその音符を
タクトでトントン叩いています

誰?役割をはたしましょう??
とでも言うように

私は慌てて、細々でしたが役割を果たしました

失敗した。。。

顔から火が出そうなほど恥ずかしくて
言い訳したくて

何やっているんだろう
責めて、後悔して

考えや感情がグルグルしてきました

どんどん気分が悪くなり
授業が早く終わらないか・・

そればかりを気にしているうち
午前の授業が終わったのです

なんと居心地の悪いこと

居たたまれなくて
外に出てみると

機能の男の子が、ブランコで遊んでいました

側に寄っていくと
す~っとブランコから離れて
シーソーの方へ行きます

その時です
「出来ないことって悪い事じゃない」

彼からメッセージが、伝わってきたように
感じたのです

そして、はっとしました

出来ないことがある=弱いところ

弱いと守らなきゃ→強い自分にならなきゃ

こんな思いが自分の中にあるかも・・と

どぎまぎしました
ブランコに座って揺らしていると

男の子がそばによってきて
隣で漕ぎ始めたのです!

何も言わず、ただ寄り添って

私は本当に

新しい変化を体験することが

必要、必然の時で

それを促すために
このオーストラリアを選んだのかもしれません

障がいがある男の子から

ただ、共にいるという愛を
与えられたのです

涙が出そうでした、でも泣けませんでした
悲しさやくやしさではない

何だかわからない涙

喉の奥がひくひくなり
鼻の奥もツーンとして

一人だったら、泣けたかもしれませんが

その時の私はまだ、我が強くて

この流れにすべてを、身を任せきることが
出来ずにいました

この後私はどうなるんだろうか

新しい体験は私の中を

どんどん掘り起こしていきそうでした

大転機の予感

それは本当に、いろんな形で場面で

現れてきたのです

それはどんな時か

また来月にお話しますね
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わたし物語・同調ワークができるまで♪

2014-11-21 21:04:48 | わたし物語・同調ワークができるまで
皆さん、こんばんは!

一日遅れてすみません。。。

変調中の身は

少しづつ回復に向かっていますが

ゆっくりゆっくりの歩みです

皆さんもどうぞ、ご自愛くださいませ。

では、42回目のわたし物語です




*****


わたし物語「たましいをつなぐ・同調コミュニケーションワーク」ができるまで
< 第2章~体験したことを活かしてみるⅢ>


シドニー工科大での授業を終えた後

1日のお休みがあったのち

いよいよシュタイナービレッジへ!


ノードフロビンス音楽療法を学べる機会が

やっとやってきたうれしさと期待感で

胸がいっぱいというのは

こういうことを言うのね!と

妙なことに実感をもったりしつつ

バスの中を過ごしました


2時間弱して現地に着き

窓のから外を見ると

一人の男の子がブランコに乗って遊んでいました

10歳くらいの背の高い子でした

その時、あれ?授業中じゃないのかな?

たった一人で遊んでいて先生も誰もいません


日本の学校なら

すぐに先生が飛んでくるか

授業中に一人で遊んでいることを

許すなんて考えられなかった(その当時はですよ)ので

子どもの自主性に任せているのかしら

それとも

他の理由があるのか?

不思議に思いつつもバスから降りると

その男の子が私たちのところへ寄ってきました

メンバーの顔を一人づつ見て

行ったり来たり

私が降りて行ったときは砂場の方にいて

こちらには来ませんでした

話しかけようかなと

心の準備をしていたので

ちょっと残念・・まあでも

数日居るのだし、また会えた時話そう

気持ちを切り替え荷物を持ったその時

背中を「トントン」とつつかれました

?????誰?

振り返るとその男の子でした!

Hi!と声をかけると

何やら早口で、ペラペラ~っと。。。

う~ん、なんていったのかな?


返答に困った顔をしていたら

通訳さんが教えてくれました


どうやら、私を見て

女性グループで活動している

チェリーガール?
(チェリー何とかと言ってましたが
今、記憶があいまいです・・苦笑)

のメンバーによく似ている

と話したらしいです。

チェリーガール(らしきグループ)は

セクシーアクションが売り物で

歌はいまいちだけど
カッコいい系のグループだと

教えてもらいました

歌は下手でも
カッコいい系のお姉さんグループの一人に

見られたのならうれしいなあ~

少し気を良くして
男の子にありがとうを伝えると

チェリー!チェリー!と連呼して

教室の中へ入って行ってしまいました

そこで初めて
あ・・障がいが・・と気づきました


音楽療法コテージ(教室)の隣にいたんですから

当然と言えばそうですが

対応が上手だったので最初の会話では

気づかなかったのです

ここでの教育がこのような力を

つけるサポートになっているのかな

そうだったら、すごいなあ。。。

授業に益々の期待が膨らんだ瞬間です

そうこうしていると

教室から先生方が次々に出てきて

歓迎をしてくれました

数名の先生がいらっしゃった中

私たちのお世話をしてくださるのは

ナオミ先生という白人女性で

細身の柔らかな雰囲気の方でした

シドニー工科大の先生方は

威厳のあるタイプや

貫録のある方などいろいろでしたが

こちらの先生方はほとんどがスリムです

そして、シュタイナー関連のところだからか

ほとんどの方がナチュラルな感じ

教室も木でできていて

温かみのある空間でしたから

息がしやすいな~という印象でした

全員で教室に入った後

スケジュールを聞くと

初日の今日はビレッジ内の見学と

明日からの授業の説明とのこと

わあ!

ビレッジ内を案内してもらえる!

音楽療法だけでなく

シュタイナーの医学や教育

医学、農法、共同体についても興味があった私は

農場や障害がある人々が暮らすコテージや

小学校があるこのビレッジ全体が観れることに

大興奮しました

ガイダンスの途中から

身体の中から気持ちだけが外に抜けて

どっちが農場かな~

学校はどんなだろうか~

トリップしてしまったので

ガイダンスの内容を全く聞いていず

後でみんなに聞いて回りました。。

時が来て、見学へと促されて外へ出ると

さっきの男の子がナオミ先生と一緒に

歌をうたっていました

同行の教授から

彼は、個人セッションを受ける時間で

私たちを出迎えるというテーマを持って

待っていたと聞いて

一人でブランコで遊んでいたのでは

なかったことを知りました

教室の窓からナオミ先生が

コミュニケーションの発展として

「声をかける」「出迎える」をどうするか

彼を見守っていたのだそうです


なるほど・・そんなアプローチもあるんだ

〇〇とあいさつしましょうとか、

〇〇するんだよ、とか

やり方を教えるのじゃなく

歓迎される、という体験を

彼がセッションで実体験した後

彼がそれをほかの人にする、という課題を

この日に設定していたんだとか!

なんてステキなことを考え付くんだろう☆

益々授業が楽しみになった瞬間でした

そうこうしているうちに見学へ出発

最初は小学校のホール

鷲をモチーフにしたような

大きな鳥のシンボルマークが入り口にあり

インデアンや、アボリジニーを

イメージさせる色使いのマークに

目を奪われました

なんて力強いんだろう

日本ではお目にかからない

色使いやデザインに心を奪われつつ

進んで行くとホールの向こうに

広~い緑一面の場所が見えて

バイオダイナミックの実践農場です

目の前にそれがある!

そう思うと

心臓がどきどきしてきました

目の前に広がるあまりに広い面積に

圧倒されました

その空気の清々しさや

羽虫の音、イキイキした野菜の苗

全てのエネルギーが一体になって

私たちを包み込み歓迎してくれていました

畑は本当に広くて

緑一面の中にぽつん~ぽつん~としか

人が動いていません

誰かが、北海道の農場みたいね~と

つぶやいていました

向こうまで行ったら半日かかり

戻ってきたら夕方、みたいな距離ね

私はこの日まで

こんなに大きな農場を見たことがなかったので

とにかくとにかく、目をみはるばかりでした

野菜、食べてみたいな・・・

ぽろっと出た言葉に

ガイドさんが反応してくれて

農場の方に野菜を買えるか

尋ねてくださいました

すると、今日はもう売り切れたけれど

最終日に買えるよう

取り分けておくと約束してもらえました

この農場は、ここで暮らす人の為だけでなく

地域の人々も買いに来られるよう

門を開いているのだとか

朝早くから働くオーストラリアの人々は

(当時始業は朝7:45くらいと聞きました)

6:00ごろから買いに来たり

ここの野菜や果物はとてもおいしいので

あっという間に売り切れになると聞いて

益々期待に胸が膨らみ!

別の楽しみが一つ増えて

なんてツイているの!

気分は上々でした♪

ビレッジ内を2時間かけて回り

音楽療法の教室へ戻ってくると

出迎えてくれたあの男の子が

帰宅する所でお母さんが迎えに来ていました

こちらを見ていたので

気づいたクラスメイト達が

バイバイと手を振ると

フイッと別な方向を見てお母さんの影に隠れました

あぁ・・本当に人とのやり取りが

困難なところがあるのね

最初に出逢った対応は

とてもガンバッテいたことを

改めて思い知らされました

そして、彼の心に

「私たちを歓迎してくれてありがとう」と

メッセージを送りお別れしました

一見しただけではわからない

思い込みや常識、

過去の経験で得ているものを

全てキャンセルする

そんなメッセージを受け取ったような気分の

初日でした

翌日から始まった授業は

まさに・・・でした


それは何かは

また来月に
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