東日本大震災からもうすぐ7年が経とうとしています。
あの時は娘も中学3年でもうすぐ卒業式を迎えようとしてた時期でした。
学校の体育館が新築工事の為取り壊されてたので、学校初めての栗原市文化会館で盛大に行われる筈だった卒業式…。
長蛇に並んだ給水所では、先生方が卒業式の電話連絡が出来ない為、あちこち歩き回って親御さんを見つけては、「大丈夫ですか?」
「卒業式の案内状です!」と、手書きの書状を配って下さいました。
水が出なかった為、給水所から戴いてきた水を携帯ガスコンロで沸かし、明日の卒業式の為に交替でヤカンから温かいお湯を頭にかけてシャンプーした思い出もあります。
卒業式当日、行われたのは暗い校舎の踊場でした。
しかし子供達や親御さん、そして先生方にも一生忘れられない卒業式だったと思います。友達やお母さん同士、涙しながらお互いの無事を確認し合って始まった卒業式。その日を迎えられただけでも本当に感謝でした。
そんな娘もこの3月、大学の卒業を無事迎えることになりました。いろいろな方々にお世話になりここまで来れたこと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
親の手から離れて、これからは自分の力で新たな人生を切り開いて行って欲しいと願っています。